アプリケーションの設計


ユーザーがビューで色を設定できるようにする
IBM(R) Lotus Domino(R) Designer では、ビューの中で文書が視覚的に区別できるように、プログラムによって列の色を設定できます。この機能を使用して、ビューの中で文書の色を設定する手段をユーザーに与えることができます。この機能は、データベースの中で値を設定するための特定の種類のフォームである汎用プロフィールを使用することで、列の色をユーザーが決定できるように拡張できます。たとえば、IBM(R) Lotus Domino(R) Release 6 の メールテンプレート (mail6.ntf) では、[ツール] - [プリファレンス] を選択し、[色] タブをクリックしてさまざまな送信者に色を関連付けることで、受信ボックスでのメールの表示をカスタマイズできます。

メモ ユーザー固有のプロフィールフォームではなく汎用プロフィールフォームに依存するために、この機能はメールデータベースや個人情報などのユーザーが 1 人だけのデータベースの場合にのみ役に立ちます。

1 データベースに、データベースに対して 1 つのプロフィールを作成するプロフィールフォームを作成します。ユーザーが実行してプロフィール文書を作成するボタン、アクション、またはエージェントを必ず作成します。

2 プロフィールフォームに 2 つのフィールドを作成します。最初のフィールドはカラーフィールドで、ユーザーが色を選択するために使用します。2 番目のフィールドは、式フィールドです。カラーフィールドの値または色を評価する式を保持するように設定します。式フィールドは、ビューの列のプログラム名と同じ名前にする必要があります。たとえば、列のプログラム名が「$3」の場合は、プロフィールフォームの式フィールドも「$3」にする必要があります。


カラーフィールドの作成については、「カラーフィールド」を参照してください。列のプログラム名については、「列にプログラムを追加する」を参照してください。

3 カスタマイズ可能にするビューの列を選択して、[設計] - [列のプロパティ] を選択します。

4 [列情報] タブで [色で値を表示] および [ユーザー設定] のチェックボックスをオンにします。

5 [ユーザー設定] フィールドの横に、プロフィールフォームの名前を入力します。

6 プログラムペインで、列の値として [式] を選択し、列式として @UserName などの有効な式を入力します。この式は、特殊なテキスト文字を含まない非定数を返す必要があります。

プロフィール文書で色の値を設定する列の色を指定するには、ユーザーはユーザー名なしでプロフィール文書を作成する必要があります。この特殊なタイプのフォームは [作成] メニューを使用して作成できないために、文書を作成するために使用するボタン、アクション、またはエージェントを用意する必要があります。文書が作成されると、指定された列のカラーピッカーが表示されます。
プロフィール文書の作成と編集については、「プロフィールフォーム」を参照してください。