アプリケーションの設計
もう 1 つの例は、人事の「セルフサービス」型のアプリケーションです。従業員は自分の個人データにアクセスし管理することができます。たとえば、企業は福利厚生についての情報をイントラネットのサイトで公開でき、従業員は IBM(R) Lotus Notes(R) Client や Web ブラウザを使って福利厚生をオンラインで選択できます。選択した後、従業員はデータを XML 形式で提出し IBM の WebSphere Application Server のようなサーバーに保存します。サーバーでは、たとえば Peoplesoft データベースのような、人事部のバックエンドシステムにデータを送るのに Java サーブレットを使用します。そしてトランザクションが完了すると Lotus Domino に知らせます。転送データが Lotus Domino でも Peoplesoft データベースでも同じものを意味するように、XML タグは転送されたデータを説明します。
XML を Lotus Domino Designer アプリケーションに含める方法XML を IBM(R) Lotus Domino Designer(R) アプリケーションに含め、データを XML パーサに送るにはいくつかの方法あります。
フォームまたはページ上にデータを示す XML タグを入力できます。フォームまたはページ上の内容を XML として扱うことで、タグを解析する XML パーサに XML データを転送できます。XML は提示されているデータを表現できます。フォームやページ上でデータを形式化しスタイルを付けるには、拡張スタイルシート言語 (XSL) を使って作成したスタイルシートを使用し、データを HTML に変換できます。または、カスケードスタイルシート (CSS) を使用して、XML を直接クライアント上でスタイル付けできます。
さらに、ビューを使って列式に XML タグを含めることで、XML データを生成できます。ビューをサーバーに送るには、正しい XML 文書定義タグにビュー全体を含めるために、そのビューをページまたは別のビューに埋め込む必要があります。
エージェントやサーブレットを使って、動的に XML の生成や保存ができます。エージェントはスケジュールされた処理を IBM(R) Lotus Domino(R) アプリケーションで実行するのに便利です。サーブレットは Web ブラウザからの要求に応じてサーバー上で実行します。
Lotus Domino DTD について、および Java メソッドを使って XML を生成する方法について詳しくは、『Lotus Domino Designer プログラミングガイド』を参照してください。
関連項目