JAVA/CORBA クラス


Java クラス内でアイテムとその値を取得する

アイテムの名前が分からない場合や、文書内のすべてのアイテムに順番にアクセスする場合は、Document の getItems を使用します。getItem は Item オブジェクトのベクトルを返します。各ベクトル要素にアクセスするたびに、Item メソッドを使用してオブジェクトを調べて処理します。

名前が分かっているアイテムにアクセスするには、Document の getFirstItem を使用します。文書に名前付きアイテムが含まれているかどうかを判断するには、Document の hasItem を使用します。

Document レベルからの場合、単一の値が入った数値アイテムまたはテキストアイテムの値を取得するには、getItemValueDoublegetItemValueInteger、および getItemValueString が便利です。日付/時刻アイテムの値を取得するには、getItemValueDateTimeArray を使用します。Item レベルからの場合、単一の日付/時刻値、数値、またはテキスト値を取得するには、getDateTimeValuegetValueDoublegetValueInteger、および getValueString を使用します。複数の日付/時刻値を取得するには、getValueDateTimeArray を使用します。単一値または複数値のアイテムの値を取得するには、Document の getItemValue、または Item の getValues を使用します。getItemValue および getValues は Object オブジェクトのベクトルを返しますが、これを DateTime 型、Double 型、Integer 型、または String 型にキャストする必要があります。Item の containsValue は、複数値の文字列アイテム内に要素があるかどうかを判断します。

任意のタイプのアイテムを文字列表記で取得するには、Item の getText を使用します。複数値のアイテムは、要素間に分離記号 (通常はセミコロン) を入れて表されます。アイテムを要約した文字列表記を取得するには、abstract を使用します。

文書内の Received という名前のアイテムのテキスト値を取得するには、getReceivedItemText を使用します。

文書の複数アイテムが同じ名前の場合、プログラムでのアクセスは最初のアイテムに制限されます。残りのアイテムには不正データが生じます。この問題を回避するには、最初のアイテムを取得して処理し、その後削除して、再度最初のアイテム (つまり 2 番目のアイテム) を取得するというように、特定の名前のアイテムをすべて処理し、削除するまでそれを続けます。文書を保存しないと、アイテムは実際に削除されません。ただし、同じ名前での複数アイテムの作成は避けてください。


関連項目