JAVA/CORBA クラス


unprocessedFTSearchRange メソッド

全文検索を指定すると、データベース内の次の文書を返します。


メモ このメソッドは Release 6.5 で新しく追加されました。

定義が行われるクラスAgentContext
構文public DocumentCollection unprocessedFTSearchRange(String query, int maxdocs, int start)
throws NotesException

public DocumentCollection unprocessedFTSearchRange(String query, int maxdocs, int sortopt, int otheropt, int start)
throws NotesException

パラメータString query


int maxdocs
int sortopt int otheropt int start
戻り値DocumentCollection
使用法このメソッドは、start パラメータを持つ点を除けば、unprocessedFTSearch メソッドと同じです。
このメソッドはエージェントだけに有効です。

動作方法このメソッドは、次の 2 段階で動作します。


たとえば、ビュー内のすべての選択文書を対象に実行されるエージェントの場合、getUnprocessedFTSearch は選択された文書だけを検索して、検索条件に一致する文書を返します。前回の実行以降に作成または変更された文書を対象とするエージェントの場合、getUnprocessedFTSearch は updateProcessedDoc でマークされていない文書だけを検索して、検索条件に一致する文書を返します。

返される文書次の表に、unprocessedFTSearch によって返される文書を示します。エージェントの実行前に、1 度文書が選択されます。
エージェントの実行対象unprocessedFTSearch によって返される文書が満たすべき要件
データベースのすべての文書[エージェントのプロパティ] ボックスで指定された検索条件に一致すること

このメソッドで指定された全文検索条件に一致すること

作成または変更されたすべての文書このエージェントが updateProcessedDoc を使用して処理していないこと

エージェントが最後に実行されてから新規作成または更新されていること

[エージェントのプロパティ] ボックスで指定された検索条件に一致すること

このメソッドで指定された全文検索条件に一致すること

ビューのすべての未読文書開かれておらず、ビューに存在すること

[エージェントのプロパティ] ボックスで指定された検索条件に一致すること

このメソッドで指定された全文検索条件に一致すること

ビューのすべての文書ビューに存在すること

[エージェントのプロパティ] ボックスで指定された検索条件に一致すること

このメソッドで指定された全文検索条件に一致すること

すべての選択文書ビューで選択されていること

[エージェントのプロパティ] ボックスで指定された検索条件に一致すること

このメソッドで指定された全文検索条件に一致すること

なし現在の文書であること

updateProcessedDoc の使い方新規作成および変更された文書で実行されるエージェントの場合、updateProcessedDoc を使用して各文書を「処理済み」としてマークする必要があります。これによって、文書がエージェントから (再度変更されない限り) 1 度しか処理されないことが保証されます。各文書に対してこのメソッドを呼び出さないと、エージェントは次に実行されたときに同じ文書を処理します。
updateProcessedDoc メソッドは、メソッドの呼び出し元の特定のエージェントに対してのみ、文書を処理済みとしてマークします。あるエージェントで updateProcessedDoc を使用しても、別のエージェントが処理する文書には影響ありません。

他のすべてのエージェントとビューアクションでは、updateProcessedDoc は無効となります。

ビューアクションunprocessedFTSearch はビューアクション内で使用された場合、選択した文書に対して実行されるエージェントと同じ文書を返します。
全文索引データベースに全文索引が作成されていなくてもこのメソッドは動作しますが、処理効率は低下します。索引を調べるには、isFTIndexed を使用します。ローカルデータベースに索引を作成するには、updateFTIndex を使用します。
デフォルトでは、このメソッドは最大 5,000 件の文書を返します。索引付きのデータベースまたは索引は付いていないがクライアントのエージェントで実行されているデータベースの場合は、Notes.ini 変数 FT_MAX_SEARCH_RESULTS でこの制限を変更します。索引が付いておらず、サーバーのエージェントで実行されているデータベースの場合は、Notes.ini 変数 TEMP_INDEX_MAX_DOC も設定する必要があります。絶対的な最大値は 2,147,483,647 となります。

オプションソートオプションを指定しないと、文書は適合スコアによりソートされます。コレクションを適合スコアに従ってソートすると、最も関連性の高い文書が先頭に配置されます。コレクション内の各文書の適合スコアにアクセスするには、Document の FTSearchScore プロパティを使用します。
日付によるソートを指定した場合は、適合スコアは取得されません。返された DocumentCollection を Newsletter オブジェクトに渡すと、ソートオプションに応じて文書作成日または適合スコアのいずれかを使用して、文書リンクレポートが書式化されます。

検索構文語句を検索するには語句をそのまま入力します。ただし検索キーワードは引用符で囲む必要があります。リテラル内の二重引用符はエスケープ処理してください。
ワイルドカード、演算子、およびその他の検索構文も使用できます。構文規則について詳しくは、『Lotus Notes ヘルプ』の「特定のテキストを含む文書をデータベースで検索する」を参照してください。

クロスリファレンスLotusScript NotesDatabase クラスの UnprocessedFTSearchRange メソッド

関連項目