アプリケーションの設計


データコネクションリソースの概要

データコネクションリソース (DCR) は、Lotus Domino 基幹連携サービス (DECS) の技術を IBM(R) Lotus Domino Designer(R) に取り込むためのものです。DCR によってリレーショナルデータベースなどの外部データソースへの接続を定義したり、その接続を使用してフォーム内のフィールドを外部ソース内のフィールドにリンクすることもできます。DCR はアプリケーションで再利用が可能で、複数のアプリケーションで共有することができます。DCR 技術を使用して基幹連携モデルシステムにアクセスし、Lotus Domino アプリケーションの機能を利用して、データの複製、共有、保護、管理を行うことができます。

外部接続を作成するには、まず IBM(R) Lotus Domino(R) Server に DECS サーバーソフトウェアをインストールする必要があります。また、DB2 や ODBC などの接続先となるアプリケーションのクライアントソフトウェアも Lotus Domino Server にインストールされている必要があります。アプリケーションをローカルで開発することはできますが、アプリケーションの設計時に外部メタデータを参照することはできなくなります。

DCR の作成の概要外部リソースとの接続を確立するには、次の手順に従ってください。詳しくは以降のトピックで説明しています。
1 アクセスを予定している外部データベースにマップするサーバーにデータソースのリソースを作成する

2 接続するアプリケーションの種類を記述し、既存のデータソースを指定して、DCR を作成する

3 (省略可能) DCR の設定をカスタマイズする

4 外部データソースへの接続を可能にするデータベースプロパティを設定する

5 1 つ以上の DCR を使用して外部データアプリケーションのフィールドにマップするフォームにフィールドを作成する

6 外部レコードを呼び出して、既存のデータを外部データベースから Lotus Notes アプリケーションに取り込む。


関連項目