アプリケーションの設計


リストの選択肢に別名を作成する
選択肢の別名を作成すると、単語そのものが変更された場合でも、すべての式はそのままフィールドを参照できます。 また、長いワードに短い別名を作成して、式を簡潔にすることができます。別名はまた、アプリケーションが翻訳される予定がある場合にも役立ちます。これは、選択肢自体にのみ翻訳の必要があり、式は書き直す必要がないからです。別名は、| (縦線) の後に続けて入力します。たとえば、All の別名を A とすると、次のように入力します。

All | A

複数の別名を使う場合は、一番左にある名前が文書に表示され、一番右にある名前は内部に格納されます。

別名を完全カテゴリ名に変換するカテゴリー化された列を持つビューを作成し、その列が選択肢リストフィールドを参照する場合は、ビューが使用するのはカテゴリとしての別名であって、ユーザーが文書で見る値ではないので、注意が必要です。
たとえば、[RequestType] というフィールドには、次の選択肢があります。

Hardware Request | HW

Software Request | SW

Service Request | SVC

カテゴリー化されたビューでは、カテゴリは次のように表示されます。

HW

SW

SVC

これでは、ユーザーに混乱を招く場合があります。完全名をカテゴリ名として表示するには、別名を完全名に変換する非表示フィールドまたは列式を使用しなければなりません。 たとえば、次のビューの列式では、別名をカテゴリー化された列に表示する完全名に変換します。

@If(RequestType="HW";"Hardware Request";RequestType="SW"; "Software Request";"Service Request");

例: リストの選択肢に別名を使用する[サービス修理依頼] で製品グループのフィールドを使う場合を考えます。[Product] という編集可能なダイアログリストフィールドを作成して、[制御] タブで [選択肢を入力 (1 行に 1 つ)] を選択します。別名を追加します。これにより、製品グループが変更された場合でも別名を参照している式が機能します。次のリストを入力します。
Microwaves | 1

Ovens | 2

Refrigerators | 3

Specialty Items | 4

Toasters | 5

リストフィールドを参照する列は、ビューではユーザーが文書で見る単語ではなく、別名を使用します。ビューで [Product] フィールドの内容を表示するには、別名を長い形式に変換する非表示フィールドまたは列式が必要です。

@If(Product="1";"Microwaves";Product="2";"Ovens";Product="3";"Refrigerators";Product="4";"Specialty Items";Product="5";"Toasters";Product="";"";"");

関連項目