LOTUSSCRIPT 言語
指定したディレクトリからファイル名またはディレクトリ名を返します。またはドライブのボリュームラベルを返します。
構文Dir[$] [ ( fileSpec [ , attributeMask ] ) ] 構成要素fileSpec
fileSpec に標準のワイルドカード文字を指定することで、ワイルドカード文字にマッチするすべてのファイルを指定できます。ファイル名または拡張子にアスタリスク (*) を指定すると、その位置に任意の文字 (1 文字以上) が含まれるすべてのファイルを指定できます。疑問符 (?) を名前のいずれかの文字位置に指定すると、その位置に任意の 1 文字がくることを示します。
Dir$ は常に通常のファイルの名前を返します。戻り値のファイル名のリストに別のファイルを含めるには、次の表のファイルに対応する値の合計値を指定します。
使用法表にある定数は、lsconst.lss ファイル内に定義されています。このファイルをスクリプトに取り込めば、数値の代わりに定数名を使えます。 ある特定のファイルが存在するかどうかを調べるには、file_spec に展開された名前を指定して Dir か Dir$ を使います。戻り値はファイル名か、存在しなければ空の文字列 ("") です。
最初の Dir か Dir$ の実行では、fileSpec の記述に一致する指定ディレクトリ内の最初のファイル名を返します。その後は、次のように処理が行われます。
Dir または Dir$ 関数を再起的に呼び出すことはできません。
例 関連項目