複合アプリケーション - 設計と管理


Eclipse コンポーネントから Notes Java API を使用する
一般に、Eclipse コンポーネントで複合アプリケーションを構築する際には、Eclipse で実行する Java コードから NSF にアクセスできることが必要となります。Notes 8 では、通常の notes.jar API を使用して、作成した Eclipse プラグインから Lotus Notes のバックエンドクラスをコールできます。

便宜上、notes.jar は com.ibm.notes.java.api プラグインにバンドルされています。このため、アクセス、セキュリティ、依存関係、パスの管理を容易に行うことができます。このプラグインによって、作成したプラグインで notes.jar ファイルを検索したり、環境設定 (システムの PATH および CLASSPATH) を確認したりする必要がなくなります。この処理は com.ibm.workplace.noteswc プラグインと com.ibm.notes.java.api プラグインが行います。com.ibm.workplace.noteswc プラグインがない場合は、com.ibm.notes.java.api を使用できません。これを実行した後は、notes.jar でクラスやオブジェクトを使用できるようになります (詳しくは Lotus Domino Designer のマニュアルを参照してください)。

このプラグインの使用に関してシームレスセキュリティを有効にするには、NOTES.INI の BSAFE_ALLOW_REPARENT 変数を "BSAFE_ALLOW_REPARENT=1" に設定します。この設定を行うと、パスワードプロンプトがいくつも表示されることなく、バックエンドクラスにアクセスできるようになります。