LOTUS DOMINO DESIGNER 8 の新機能
Release 8 の新機能であるスクリプトライブラリの考え方を基盤に、Web サービス対応のスクリプトライブラリによって、Lotus Domino Web サービスをアプリケーションで利用できるようになりました。Web サービスに対応したそれぞれの LotusScript ライブラリまたは Java スクリプトライブラリには、Web サービスを 1 つずつ組み込みます。そのようにして作成した Web サービス対応のスクリプトライブラリは、Lotus Domino アプリケーションのさまざまなコンテキスト (エージェントやイベント処理コードなど) で活用できます。Web サービスを利用するスクリプトライブラリ (Web サービスコンシューマー) によって、エージェントや他のコードから、他の場所に置かれている Web サービスを呼び出すことができます。ただし、Web サービスコンシューマーは、Web サービスの設計要素を使用しません。Web サービスの設計要素は、このリリースでも発行のためだけに使用します。
Release 8 の 2 つの新しいクラス (NotesDirectory と NotesDirectoryNavigator) により、LotusScript から検索を実行し、サーバーのデータベースファイルを探し出すことが可能になりました。 文書やビューのエントリコレクションを簡単に操作するための新しいメソッドやプロパティも多数追加されています。
オンラインヘルプの「プログラミング」セクションには、以下の説明が追加されています。
プログラミングの概要およびユーザーインターフェース Web サービス対応スクリプトライブラリまたは Web サービスコンシューマ Web サービス対応のスクリプトライブラリ (Web サービスコンシューマー) により、Web サービスをアプリケーションで利用できるようになりました。Web サービスを利用する各スクリプトライブラリは、他の場所に置かれている 1 つの Web サービスを呼び出します。作成した Web サービス対応スクリプトライブラリは、Lotus Domino アプリケーションのさまざまなコンテキストで使用できます。
Web アプリケーションのための Lotus Domino プログラミング Lotus Domino Designer での Web サービス Web サービス対応のスクリプトライブラリにより、Web サービスをアプリケーションで利用できるようになりました。[WSDL のインポート] アクションを実行すると、[WSDL インターフェースの更新を警告] オプションが自動的に選択されます。[SOAP アクションの操作名をインクルード] オプションは、デフォルトで有効になります。
Web サービスのプリビュー フォームやビューの場合と同じように、Web サービスについても、発行前にローカルマシンで Web サービスのプレビューを表示できるようになりました。
RSS フィード 新しいデータベーステンプレート rss_generator.ntf には、Lotus Domino データベースのビューで使用する RSS フィードを生成するためのエージェントとスクリプトライブラリのコレクションが含まれています。
Domino Web ログ (ブログ) Lotus Domino の新しいブログテンプレート dominoblog.ntf を使用して、Lotus Notes で使用する個人用の Web ログを作成できるようになりました。コンテンツの追加は、Lotus Notes や Web ブラウザから行うことができます。
ブログ HTML テンプレートの管理 ブログ用の HTML テンプレートによって、ブログの外観や操作感を制御できます。ページ、アイテム、ブロック、Web クライアントの各テンプレートは、ブラウザに最終結果を表示するための特殊なシステムタグと HTML を組み合わせたものです。
LotusScript 言語 Lotus Domino Designer 8 には次のものが追加されました。
CGI 変数名の一覧 新しい CGI 変数 Request_Content_nnn を使用すれば、HTTP POST 要求で 64K を超えるデータを処理できるようになります。