アプリケーションの設計


アウトラインを埋め込む
アウトラインをナビゲーションデバイスとして使用するには、そのアウトラインをフォーム、ページ、または文書のリッチテキストフィールドに埋め込まなくてはなりません。アウトラインをフォーム、ページ、文書のいずれに埋め込むかは、アウトラインをどのように使いたいかによって異なります。アウトラインをフォームに埋め込めば、そのフォームで作成されたドキュメントには埋め込まれたアウトラインが含まれます。したがって、ユーザーが他のビューに移動したり、新しい文書を作成したり、次の文書に移動したりするための簡単な方法を提供できます。たとえば、[ディスカッション] データベースでは、メイントピックフォームにアウトラインを埋め込むことができます。ユーザーがそのフォームを使って文書を作成すると、新規文書にアウトラインが表示されます。

アウトラインまたはアウトラインエントリを、特定の状況下または特定のユーザーに対してのみ表示したい場合があります。プログラムペインを使うと、アウトラインの計画および設計がより柔軟に行えます。たとえば、IBM(R) Lotus Notes(R) や Web ブラウザのユーザーに対して異なるアウトラインを提供できます。また、販売や製造などユーザーが所属する部署に応じてアウトラインエントリへのアクセスを制限することもできます。

アウトラインの最も一般的な使い方はページに埋め込んでフレームセットの一部として使用する方法です。1 つのアウトラインを複数のページで、異なるスタイルにして使用したい場合には、必要なページにすべて埋め込みます。たとえば、あるアウトラインはテキストだけとして、そのアウトラインを別の場所で使用する場合には図形のボタンを組み合わせるというような使い方が考えられます。

1 つのアプリケーションで複数のナビゲーション構造を必要とする場合、次に示す 2 つの方法のうちのいずれかを行うことができます。1 つは、アウトラインを 1 つだけ作成して、それを異なるページに何回も埋め込む方法です。もう 1 つは、複数の異なるアウトラインを作成して、それぞれを異なるページに組み込む方法です。

ページにアウトラインを埋め込むには 1 設計ペインで、[共有コード] - [アウトライン] をクリックします。
2 埋め込みたいアウトラインを開きます。

3 設計ページの上端にあるアクションバーの [アウトラインの使用] をクリックします。アウトラインが埋め込まれた新しいページが現れます。このアウトラインにはデフォルトスタイルが適用されています。

4 あらゆる状況下で同じアウトラインを表示したくない場合は、該当するアウトラインを表示するための式をプログラムペインに記述します。

5 [ファイル] - [保存] を選択します。プロンプトの表示に応じて、アウトラインを埋め込むページの名前を入力します。

アウトラインをフォーム、ページ、または文書に埋め込むには 1 アウトラインを埋め込みたいフォーム、ページ、または文書を開くか作成します。
2 アウトラインを表示する位置にカーソルを合わせます。文書では、リッチテキストフィールドにカーソルを合わせてください。

3 [作成] - [埋め込み設計要素] - [アウトライン] を選択します。

4 ダイアログボックスから、埋め込むアウトラインを選択します。ダイアログボックスには、現在のデータベースに保存されているアウトラインの一覧が表示されています。別のデータベースからアウトラインを埋め込むこともできます。

5 あらゆる状況下で同じアウトラインを表示したくない場合は、該当するアウトラインを表示するための式をプログラムペインに記述します。

6 アウトラインは、埋め込み後にフォーマットすることもできます。

関連項目