アプリケーションの設計
プロフィール文書を使うと、データを迅速に取得できます。これは、プロフィール文書が保存されているデータベースが開いている間、プロフィール文書のデータがキャッシュされているためです。またプロフィール文書は、他のデータベース文書と同様に機能しますが、状況によって非表示になる点が他の文書と異なります。プロフィール文書はビューには表示されません。また、データベースの文書としてカウントされません。そのため設計者は、LotusScript や式言語を使用してアクションボタンやエージェントを作成し、ユーザーがプロフィール文書を作成できるようにします。
データベースには、設計者が指定するキーに一致するプロフィール文書を 1 つ以上作成できます。設計者が指定できるキーの例としては、データベースのユーザーごとにプロフィール文書を 1 つ作成する @username キーや、曜日ごとに個別のプロフィール文書を指定するキーなどがあります。データベースのプロフィール文書の数は、設計上の要件によって決まります。環境変数など、データベース内のすべての文書に必要な設定は、1 つのプロフィール文書に記述します。ユーザープリファレンスなど、全文書用の設定よりも調整可能な設定は、複数のプロフィール文書に記述します。データベースにアクセスするすべてのユーザーが利用できるプロフィール文書を作成するには、ユーザーにデータベースのアクセス制御リスト (ACL) で [作成者] 以上のアクセス権を設定します。
プロフィール文書は、任意のフォームを使って作成できます。フォームを作成してから、アプリケーション用にボタン、アクション、またはエージェントを作成します。ボタン、アクション、またはエージェントでは、プロフィール文書の作成や検索を行うために、式の中で @CommandEditProfile を使用します。または、LotusScript のプログラムで、UIWorkspace.EditProfile や NotesDatabase の GetProfileDocument を使用します。IBM(R) Lotus Notes(R) では、どちらの方法でも指定したフォーム名でプロフィール文書を検索します。プロフィール文書がない場合は、新規に作成されます。プロフィール文書の例については、[ディスカッション (6)] テンプレートの [個人キーワードプロフィール] フォームを参照してください。
関連項目