• デフォルト式は、ユーザー側で変更できる初期値を提供します。 編集可能フィールドにデフォルト値を指定すると、値がフィールドに確実に入力されます。また、多くの場合、名前や日付などのデータをユーザーが入力する手間を省くことができます。
• 入力変換式により、ユーザーが情報を入力した後に、フィールドの内容が変更されます。たとえば、入力の訂正、形式の標準化などが行われます。 入力変換式を使うと、ユーザーが入力した情報の形式を設定できます。たとえば、入力された文字をすべて大文字に変換します。式の結果は、ユーザーが入力したものと交換されます。入力変換式は、文書の保存、再計算、更新のたびに評価されます。
• 入力確認式により、あらかじめ定義された基準にフィールドの内容を照合してチェックし、入力が一定の要件に従っていることが確認されます。たとえば、入力確認式を使って、ユーザーが入力する必要があるすべてのフィールドに入力済みであることを確認できます。入力確認式は、文書の保存、再計算、更新のたびに評価されます。
• 入力有効化式は、入力に対してフィールドを有効または無効にします。入力有効化の評価が 0 の場合は、データはフィールドに追加できません。それ以外の場合は、データをフィールドに追加できます。

  [入力が有効] は、リッチテキストとリッチテキストライト以外の種類のすべてのフィールドで、プログラムペインの [オブジェクト] リストに表示されます。

3 プログラムペインのスクリプトエリアに、次のいずれかを記述します。

• 式
• フィールド名
• 引用符で囲まれたテキスト文字列

リテラルのテキスト文字列を入力する場合は、文字列を引用符 (" ") で囲みます。フィールド名には、引用符は必要ありません。

フォームの設計時に [作成するとき] の [式で選択文書からの値を引き継ぐ] フォームプロパティを選択した場合は、デフォルト式を使用して、この新しいフィールドが値を継承するフィールドを指定します。新しい文書がこのフォームで作成されると、文書に指定フィールドが含まれる場合は、現在ハイライト表示されているその文書からフィールド値がコピーされます。

入力変換式の代わりに、情報を検査する [Exiting] イベントのスクリプトを記述する方法もあります。

入力確認式を作成するには 1 編集可能なフィールドを作成します。
2 インフォリストの [オブジェクト] タブから、[入力の確認] イベントを選択します。

3 @Failure と @Success を使って、プログラムペインのスクリプトエリアに式を記述します。

4 緑色のチェックマークをクリックして、式を保存します。

@Failure を使うと、ユーザーが基準を満たす値を入力するまで、文書の保存を防止できます。式の一部として、問題点とその修正方法をユーザーに分かりやすく示したテキストを記述します。

関連項目

例:編集可能フィールドの式を作成する

用語集