アプリケーションの設計
フォームは、フォームが作成されたデータベースに保存され、関連するすべての文書の表示に使用されます。しかし、文書の作成に使用されたフォームがないデータベースに文書を送信する場合もあります。この場合、文書作成に使用したフォームを各文書に保存するように指定できます。各文書にフォームを保存すると、メモリの消費量が増えます。
ユーザーが文書を開くと、IBM(R) Lotus Domino(R) では、どのフォームを使用して文書を表示するかが次のルールによって判別されます。
各文書にフォームを保存する 1 フォームを開きます。 2 [設計] - [フォームのプロパティ] を選択します。
3 [フォーム情報] タブをクリックします。
4 [フォームを文書に保存] を選択して、[フォームのプロパティ] インフォボックスを閉じます。
5 [データベースのプロパティ] インフォボックスを開きます。[データベースの基本] タブで、[データベース内の格納フォームを使用] のチェックボックスをオンにして [データベースのプロパティ] インフォボックスを閉じます。
保存フォームを変更する文書にフォームを保存するときに、フォーム名を [$Title] という非表示フィールドに保存します。 詳細情報は [$Info]、[$WindowTitle]、[$Body] というフィールドに保存されます。異なるフォームを使って文書を表示するには、この格納されたフォーム情報を削除し、文書を表示するための別のフォームを指定するエージェントを作成します。 保存フォームのある共有フィールドと文書フォームに共有フィールドがある場合、このフィールドは、文書に保存されるフォームのコピー内の単独使用フィールドに変換されます。 これで共有フィールド定義がないデータベースに文書のコピーを保存した場合でも、確実にこのフィールドを使用できます。オリジナルのフォームでは、このフィールドの共有という定義は変わりません。
フォームの式デフォルトのフォーム選択を変更するときは、特定のビューにフォーム式を書き込みます。たとえば、ユーザーが文書を編集するときにすべてのフィールドを表示するフォーム式や、ユーザーが文書を読み込むときにフィールドの順序を変更したり省略するフォームを使うフォーム式を記述できます。フォーム式は指定のビューにだけ適用されるため、別のビューで作成した文書にはフォーム式を使用しません。
データベースにデフォルトのフォームを指定する 1 [フォームのプロパティ] インフォボックスを開きます。 2 [フォーム情報] タブをクリックします。
3 [デフォルトのデータベースフォーム] を選択します。
フォーム保存の代替方法文書にフォームを保存する代わりに、LotusScript の Send メソッドを使用して、文書とともにメール送信できるフォームを設計できます。これにより、データベースで確実に正しいフォームの文書が表示できますが、各文書にフォームを格納する必要はありません。 関連項目