式言語
@MailSend には、次の 2 通りの使い方があります。
[IncludeDocLink] フラグ (後述) を使って現在の文書に文書リンクを追加する場合は、このパラメータにヌル値 ("") を指定します。指定した名前のフィールドが見つからないときは、代わりに文字列リテラルが使われます。
使えるフラグは次のとおりです。
[SIGN]
メモを送信するとき、ユーザー ID の情報を使って電子的に署名します。このフラグを指定しない限り署名はできません。このフラグは Web アプリケーションでは使用できません。
[ENCRYPT]
受信者のパブリックキーを使って文書を暗号化し、プライベートキーが一致する受信者だけが文書を読めるようにします。このフラグを指定しない限り暗号化はできません。このフラグは Web アプリケーションでは使用できません。
[PRIORITYHIGH]
メール接続記録とサーバー文書の組み合わせで定義されている次のサーバーに、メッセージをすぐに配信します。メッセージを配信するために電話をかける必要があるときは、リモート接続記録に設定されているスケジュールにかかわらずすぐに電話がかけられます。このフラグを省略すると、優先順位はデフォルトの Normal になります。
[PRIORITYNORMAL]
メール接続記録に定義されているスケジュールに基づいて、メッセージを次のサーバーに配信します。受信者のメールファイルが同じ Lotus Domino ネットワークのサーバー上にある場合は、すぐに配信されます。このフラグを省略すると、優先順位はデフォルトの Normal になります。
[PRIORITYLOW]
受信者のメールファイルが異なる Lotus Notes/Domino ネットワークのサーバー上にある場合は、メッセージを夜間に配信します。受信者のメールファイルが同じ Lotus Notes/Domino ネットワークのサーバー上にある場合は、すぐに配信します。低優先順位メールは、MailLowPriorityTime=x という Lotus Notes/Domino 環境変数でも制御できます。x は 0 から 23 までの数値です。この変数をサーバーの NOTES.INI ファイルに追加することで、サーバーが低優先順位メールを配信する時間を指定します。このフラグを省略すると、優先順位はデフォルトの Normal になります。
[RETURNRECEIPT]
各受信者がメッセージを読んだときに、そのことを送信者に知らせます。このフラグを指定しないと、受信確認は返送されません。
[DELIVERYREPORTCONFIRMED]
メモが正常に送信されたかどうかを送信者に知らせます。デフォルトでは基本送信レポートフォームが使われ、送信が失敗した場合に限り通知されます。
[INCLUDEDOCLINK]
@MailSend が実行されたときに開いていたか選択されていた文書への文書リンクを文書に追加します。その文書をメールメモにリンクするには、このフラグを指定します。新規文書は保存する必要があります。
メモ このオプションは、データベースにデフォルトビューが含まれている場合に限り、機能します。
NoExternalApps=1
@MailSend を使う式はすべて無効になります。この場合、式が失敗するだけでエラーメッセージは表示されません。
[IncludeDocLink] オプションを使用するときは、データベースにデフォルトビューが定義され、その中にリンクされた文書が含まれている必要があります。そうでない場合は、@MailSend が失敗します。
SendTo、CopyTo、または BlindCopyTo 引数内の複数の受信者に送信する場合は、受信者の名前を、各受信者ごとに別個のリスト値を持つリストとして、指定する必要があります。たとえば、メールを Big 社の Sam と Martha に送る場合は、SendTo パラメータは "sam@bigcompany.com" : "martha@bigcompany.com" となり、"sam@bigcompany.com, martha@bigcompany.com" ではありません。
リッチテキストフィールドを送信するbodyfields にリッチテキストフィールドを指定できるのは、エージェント式のみです。 文書上のメール関連フィールドパラメータを指定しないで @MailSend を使う場合、現在の文書に 1 つ以上のメール関連フィールドが含まれていることがあります。その場合、文書の配信時にそのフィールドが使われます。
Java Document クラスの send メソッド
例 関連項目