式言語


@Abstract

次の方法でフィールドの内容を省略します。


この関数は、シングルバイト文字セットでのみ使えます。

構文@Abstract( [ keywords ] ; size ; beginText ; bodyFields )
パラメータ[ keywords ]


size
beginText
bodyFields
注意 リッチテキストフィールドは、保存されるまでは文書の一部ではありません。@Abstract で現在の文書に対する追加や変更も処理したいときは、必ず文書を保存してから再計算します。@Abstract では、ビュー列のリッチテキストをテキストに変換できません。

戻り値abstractedText


キーワード以下のキーワードを @Abstract で使用できます。
[TEXTONLY]
[COUNTWORDS]
[SAVE]
[RESTORE]
[TRYFIT]
[SORTCHUNKS]
[ABBREV]
規則@Abstract で使える組み込みのプログラムには、[Rule1]、[Rule2]、[Rule3] の 3 種類があります。
[RULE1] は、次のコマンドで構成されていて、この順序で実行されます。

[TEXTONLY]:[TRYFIT]


[TRIMPUNCT]:
[SAVE]:
[ABBREV]:[TRYFIT]:
[RESTORE]:
[SAVE]:
[DROPVOWELS]:[ABBREV]:[TRYFIT]:
[RESTORE]:
[COUNTWORDS]:[SORTCHUNKS]:[ABBREV]
メールヘッダーと分離記号を削除して文字列が希望サイズに収まったら、文字列はその状態で返されます。最初の省略処理によって文字列が希望サイズに収まったときは、返される文字列の先頭にはマイナス記号 (-) が付きます。2 番目の省略処理で文字列が希望サイズに収まったときは、返される文字列の先頭にはプラス記号 (+) が付きます。単語を数えてチャンクをソートしたときは、文字列の先頭にはアスタリスク記号 (*) が付き、文の間は並び替えを示す記号 (|) で区切られます。

[RULE2] では、次のコマンドが発行されます。

[TRIMPUNCT]:[ABBREV]

[RULE3] では、次のコマンドが発行されます。

[TEXTONLY]:[TRYFIT]:


[TRIMPUNCT]:
[SAVE]:
[ABBREV]:[TRYFIT]:
[RESTORE]:
[DROPVOWELS]:
[SAVE]:
[ABBREV]:[TRYFIT]:
[RESTORE]:
[COUNTWORDS]:[SORTCHUNKS]:[ABBREV]
単語を数えてチャンクをソートしたときは、返される文字列の先頭にはアスタリスク記号 (*) が付き、文の間は並び替えを示す記号 (|) で区切られます。

ファイル@Abstract では、次のファイルが使われます。@Abstract の使い方に応じて、これらのテキストファイルをすべてまたは一部作成します。まったく作成しないこともあります。ファイルを作成する場合は、次に示す通りに名前を付けて、ソフトウェアを起動する前に Notes/Data ファイルパスに置く必要があります。
省略辞書 (noteabbr.txt)

省略語が小文字に変換されることはありませんが、大文字に変換されることはあります。
指定した省略語元の単語結果の省略語説明
PhonetelephonePhone元の単語が小文字なので、省略語の大文字と小文字は指定した通りとなります。
PhoneTElephonePHONE省略語の大文字と小文字は元の単語の大文字と小文字に基づいて変換されます。
PhoneTelephonePhone省略語の大文字と小文字は元の単語の大文字と小文字に基づいて変換されます。
PHONETelephonePHONE省略語は大文字で指定されているので、常に大文字となります。
PhonetElephonePHONE省略語の最初の文字は大文字だったのでそのままになります。省略語の残りの文字は元の単語の 2 つ目の文字に合わせて大文字に変換されます。

重要語 (notesigl.txt)
非重要語 (notestop.txt)
メールヘッダー (notehead.txt)
クロスリファレンスLotusScript NotesItem クラスの Abstract メソッド
Java Item クラスの abstractText メソッド

LotusScript NotesRichTextItem クラスの GetFormattedText メソッド

Java RichTextItem クラスの getFormattedText メソッド


関連項目