アプリケーションの設計
属性: XML タグに含まれる名前とその値です。たとえば、<book isbn="0-395-73679-X"> というタグでは、isbn が名前でその値は 0-395-73679-X です (値は引用符または二重引用符で囲みます)。
カスケードスタイルシート (CSS): XML 文書または HTML 文書の外観を直接クライアントに定義するスタイルシートです。
子: 別の XML 要素の中に位置する XML 要素です。
内容モデル: XML では、ある要素内でどの要素やデータが有効かを指定する表現です。
文書型宣言: 文書型定義 (DTD) を含む、または示す宣言です。
文書型定義 (DTD): 単一または複数の XML ファイルに含まれたマークアップ宣言の集合です。XML 文書が許可する要素と構造を表現しています。DTD によって、一貫した構造が文書間で確実に使用されます。
DTDless:XML ファイルに DTD がないことを表します。事前に構造を定義する DTD がないため、ブラウザが XML 文書の読み込み中に文書構造を処理します。
DXL: Domino Extension Language。DXL は、Lotus Domino DTD を使用した XML としての IBM(R) Lotus Domino(R) 設計要素の表現です。
要素: 開始タグと終了タグ、そしてタグ間の内容からなる XML 文書のテキストのブロックです。空のタグも要素です。たとえば、<price>$12.60</price> と <price/> はどちらも要素です。
エンコーディング属性: 文書内のエンコーディングのレベルを示す XML 宣言の中の属性です。たとえば、<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"> は、unicode の圧縮した形が使用され、ascii 文字に 1 バイトを、その他の共通文字には 2 バイトを、他のすべての文字には 3 バイトを割り当てることを意味します。
ハイパーテキストマークアップ言語 (HTML): 文書の構造や外観を示すのに使われる定義済みのタグで構成されたマークアップ文書です。
親: 別の XML 要素を含む XML 要素です。親に含まれる XML 要素は子要素です。
ルート要素: XML 文書で他のすべての要素を含む要素です。
スキーマ: XML 文書の構造を定義する用語です。技術の種類を問いません。
SGML: Standard General Markup Language。XML の基礎となるマークアップ言語です。
スタンドアロン属性: XML 宣言の中の省略可能な属性で、完全な XML 文書が現在のファイルにあるかどうか、または別のファ
イルを呼び出す必要があるかどうかを示します。たとえば、<?xml version="1.0" standalone="yes"?> のようになります。
スタイル: フォント、太字、斜体などの要素の外観を定義します。
スタイルシート: 他の文書についてのスタイル情報を指定した文書です。
妥当な XML: 文書型宣言で定義された制約を満たす XML です。
バージョン属性: XML 宣言の中の属性で、XML 文書が従う XML の仕様のバージョン番号を示します。たとえば、<?xml version="1.0"?> のようになります。
整形式 XML: ルート要素が 1 つで、すべての子要素が適切にそれぞれネストされている状態の XML 文書です。開始タグで始まり終了タグで終わる必要があります。また、空のタグにはそれぞれ最後にスラッシュを付けて (<emptyTag/>) 空であることを明示しなければなりません。さらに、すべての属性を引用符で囲み、すべてのエンティティを宣言する必要があります。
XML: Extensible Markup Language。マークアップ言語を作成するための標準です。
XML アプリケーション: XML で作成されたマークアップ言語です。
XML 宣言: 文書を XML 文書として識別し、バージョン属性、省略可能なスタンドアロン属性、およびエンコーディング属性を含む処理の説明です。XML 宣言は XML 文書の最初の行にあります。
XSLT: Extensible Stylesheet Language Transformations。XML 文書がどのように 1 つの形式の XML から別の形式に変換されるかを定義した XML アプリケーションです。XSLT は、クライアントで表示するために XML データを HTML に変換するのに共通に使われます。
関連項目