アプリケーションの設計


自動化のシンプルアクション
シンプルアクションは、共有アクション、非共有アクション、ボタン、アクションホットスポット、ピクチャホットスポット、およびエージェントと併用されます。シンプルアクションのリストにアクセスするには、[実行] プルダウンリストから [シンプルアクション] を選択して、[アクションの追加] ボタンをクリックします。

Web アプリケーションでは、シンプルアクションは使用できません。

データベースにコピーする選択した文書を指定したデータベースにコピーします。選択した文書はコピーして、同じデータベースの中、または同じサーバーや別のサーバーにある他のデータベースに貼り付けることができます。コピー先のデータベースでは、これらの文書には既読マークが付けられます。
ニュースレターの要約を送信するには:

1 [データベースにコピー] をクリックします。

2 サーバーとコピー先のデータベースを選択します。

フォルダにコピーする選択した文書を指定したフォルダにコピーします。フォルダを新規に作成しておいてから、文書を選択します。文書をあるフォルダから別のフォルダにコピーしても、その文書がコピー元フォルダから削除されるわけではありません。文書の複製が作成されるのではなく、文書が新しい場所に表示されます。
データベースから削除選択した文書をデータベースから削除します。別のサーバーにデータベースのレプリカがある場合は、あるデータベースで削除された文書は、レプリカでも削除されます。ただし、データベースの複製の設定で、[削除を他のレプリカへ反映しない] が選択されている場合は、レプリカからは削除されません。設定内容を確認するには、[ファイル] - [複製] - [設定] を選択して、[送信] をクリックします。
文書を既読にする選択した文書を既読にします。文書を開くことなく未読文書を既読にするには、このアクションを使用します。また、エージェントによる変更が行われた場合などには、実際には読み直す必要がないので、修正された文書を元の既読状態に戻すためにも使用できます。
このアクションをフィールドの値を変更するアクションと組み合わせます。これにより、ユーザーが文書の値を変更したときに、同時に文書を既読にできます。

このオプションは、[新規メールの受信前] で文書を処理するエージェントとは併用しないでください。

文書を未読にする選択した文書を未読にします。このアクションは、ユーザーが読み直したい文書にフラグを付けるのに使用します。
フィールドを更新するフィールドの値を指定した新しいテキスト値で置換するか、フィールドの値に新しいテキスト値を追加します。このアクションで置換できるのは、編集モードになっている文書のテキスト値だけです。値をテキスト以外のデータで置換するには、@関数式または LotusScript のプログラムを使います。フィールド名を指定できる場合は、このアクションにより、非表示フィールドの値を変更できます。
[値の追加] オプションは、リッチテキストフィールド、数値フィールド、および時刻フィールドには適用されません。また、すでにデータベースに保存されている文書内で使用できないフィールドに対しても使用できません。さらに、[値の追加] は、データベーステンプレートなど、データベースに文書が含まれていない場合には使用できません。

文書が保存されていないデータベースに [値の追加] を保存するには:

1 フィールドを含むプレースホルダ文書を作成します。

2 プレースホルダ文書からこのフィールドを使ってエージェントを作成します。

3 文書を削除します。

値を指定するには:

4 [フィールド] プルダウンリストから変更するフィールドを選択します。

5 [値] テキストボックスに新しい値を入力します。

6 [値を置換する] または [値の追加] を選択します。

フォームでフィールドを更新する1 つのフォーム上の複数のフィールド値を、指定した新しいテキスト値で置換します。このアクションによって置換されるのは、テキスト値だけです。値をテキスト以外のデータで置換するには、@関数式または LotusScript のプログラムを使います。このアクションにより、処理済みの文書には既読マークが付きます。
ニュースレターの要約を送信するには:

1 フォームを選択します。

2 フィールドに新しい値を入力します。

フォルダへ移動するビューまたはフォルダの中でハイライト表示にした文書を別のフォルダに移動します。このアクションにより、文書は移動元のフォルダから削除され、指定されたフォルダに追加されます。文書がデータベースから削除されるわけではありません。
フォルダから削除する選択した文書を指定したフォルダから削除します。ただし、その文書がデータベースから削除されるわけではありません。文書が複数のフォルダに配置されている場合は、このアクションにより、文書は指定したフォルダからは削除されますが、別のフォルダからは削除されません。文書の収容先フォルダが 1 つしかない場合は、このアクションにより、文書はそのフォルダから削除され、カテゴリが [非分類] に変更されます。
送信者に返信するメールメモに対する返信を自動送信します。エージェントによって生成されたメールメモには送信されません。[本文] フィールドに入力できるのは、属性のないテキストだけです。スタイル付きテキスト、図形、および添付ファイルは入力できません。
ニュースレターの要約を送信するには:

1 [送信者のみに返信する] または [全員に返信する] を選択します。

2 [本文] フィールドに返信テキストを入力します。

3 (省略可能) 返信に元のメッセージを追加する場合は、[文書のコピーを含む] をクリックします。

4 相手が複数のメーリンググループに所属している場合は、[ユーザーに 1 度だけ返信する] を選択します。

エージェントを実行する複数のエージェントをまとめて別のエージェントと連携させたり、LotusScript のプログラム、@関数式、および Java を 1 つのエージェントの中で組み合わせたりできます。実行させるエージェントは、すでにデータベース中に格納されている必要があります。
追加されたエージェントが処理する文書は、最初のエージェントによって決まります。その後のすべてのエージェントは、本来の設定とは無関係に同じ文書を使用します。最初のエージェントが検索やアクションを完全に終了してから、その情報が次のエージェントに引き渡されます。たとえば A というエージェントで「green」という単語で全文書が検索され、「green」が「yellow」に置換されてから、B というエージェントが実行されます。エージェント B は、エージェント A が処理した文書だけを対象として、検索条件やアクションを開始します。

文書を送信する現在の文書をその文書中の [SendTo] フィールドで指定された受信者に送信します。このアクションには、@MailSend 関数と同じ機能があります。受信者を予測するために、文書には [SendTo] フィールドが必要です。このフィールドがない場合は、IBM(R) Lotus Notes(R) では、内部の [$UpdatedBy] フィールドの内容が受信者として使用されます。文書に [CopyTo] フィールドや [BlindCopyTo] フィールドも含まれている場合は、その受信者へもメールが同時に送信されます。
文書に [DeliveryPriority]、[DeliveryReport]、[ReturnReceipt] などのフィールドが含まれている場合は、このようなフィールドによって、送信の優先順位、送信レポートの生成、および開封報告の生成が管理されます。文書にこのようなフィールドがない場合は、通常の優先順位、送信レポートなし、および開封報告なしがデフォルトの設定となります。

メールメッセージを送信する選択した文書を、1 つの文書またはリンクとして送信します。[本文] フィールドに入力できるのは、属性のないテキストだけです。スタイル付きテキスト、図形、および添付ファイルは入力できません。
ニュースレターの要約を送信するには:

1 [宛先] フィールドで受信者を指定します。

2 (省略可能) [オプション] をクリックすると、[宛先] フィールド、[cc:] フィールド、[bcc:] フィールド、[件名] フィールドに、テキストまたは式を用いて、複数の送信先のアドレスを指定できます。

3 件名を入力します。

4 [本文] フィールドにメッセージ文を入力します。

5 (省略可能) [文書のコピーを含む] をクリックすると、メッセージに文書を添付できます。

6 相手が複数のメーリンググループに所属している場合は、[ユーザーに 1 度だけ返信する] を選択します。

ニュースレターの要約を送信する指定した条件に適合する文書をデータベースから検索して、各文書へのリンクが設定された概要文書を送信します。要約の情報には、[日付] 列、[作成者] 列、[タイトル] 列などの情報を 1 行にまとめた説明などの項目が含まれます。
[送信前に収集する文書数] オプションは、アクションを使ってビューまたはフォルダから文書の要旨を送信する処理には適用されません。これは、アクションの処理対象となるのはハイライト表示された文書に限られますが、[送信前に収集する文書数] の処理対象は複数の文書だからです。

ニュースレターの要約を送信するには:

1 [宛先] フィールドで受信者を指定します。

2 (省略可能) [オプション] をクリックすると、[宛先] フィールド、[cc:] フィールド、[bcc:] フィールド、[件名] フィールドに、テキストまたは式を用いて、複数の送信先のアドレスを指定できます。

3 件名を入力します。

4 [本文] フィールドにメッセージ文を入力します。

5 [ビューを使って各文書の要約を取り込む] を選択して、文書ごとのテキスト要約を送信します。送信するのが文書リンクだけの場合は、この選択を解除します。

6 ビューを選択します。

@関数式カスタマイズした@関数式を追加します。
関連項目