式言語


@UserName

現在のユーザー名を返します。

ユーザー名に階層が付いている場合、ユーザー名は正規の基準書式 (CN、OU、O、C の識別子付きの書式) で返されます。名前が省略書式 (CN、OU、O、C の識別子を省略した書式) で返されるようにするには、@V3UserName を使います。

NotesR3 で使用されていた @UserName は、R4 以降では自動的に @V3UserName に変換され、式の機能が維持されます。@UserName を使うように式を変更する場合は、必ず R4 以降で再コンパイルしてください。R4 以降で @UserName を使うとき、データベースが R3 で作成されたものである場合は、データベースをアップグレードしなければ式は認識されません。式が R3 で評価される場合は、@V3UserName を使用してください。


構文@UserName ( index )
パラメータindex
メモ このパラメータは R5 で新しく追加されました。
戻り値name
使用法式がサーバー上で実行される場合は、エージェントの署名者が現在のユーザーとみなされます。@UserName をローカルデータベースやサーバーベースのデータベースにある個人ビューで使うと、ユーザーの名前が返されます。@UserName を共有ビューで使うと予期しない結果が生じることがあるので、使用しないでください。また、参照しているフィールドを変更すると、新しい情報を反映するために索引を再作成する必要があるので、予期しない結果が生じることがあります。
@UserName を使用すると、現在のユーザーに関連する文書だけを表示できます。たとえば、[Service Request] データベースの [Assignments] という個人ビューで @UserName を使って、各技術者の割り当てを、他の技術者のものとは別に表示します。

SELECT @UserName=AssignedTo

ただし、この場合でもすべての文書を呼び出すような個人ビューを作成できるので、@UserName をセキュリティ手段として使うことはできません。

現在のユーザーに関連する文書のみを表示する別の方法については、「埋め込みビューでカテゴリを 1 つだけ表示するには」を参照してください。

R5 を使用していてユーザー名だけでなくユーザー名の別名も登録されている場合は、@UserName の拡張機能を使うときはユーザー名の別名を作成者情報として文書に格納しておくことをお勧めします。

クロスリファレンスLotusScript NotesSession クラスの UserName プロパティ
Java Session クラスの UserName プロパティ


関連項目