式言語


@Text

任意の値を文字列に変換します。

構文@Text( value ; formatュstring )
パラメータvalue


メモ リッチテキストの変換は Release 6 で新しく追加されました。

format-string


戻り値textValue
日時構成要素を指定した @Text日時の書式文字列の構成要素は 4 種類あります。書式には構成要素を 4 つまで指定できますが、1 つの種類からは 1 つしか指定できません。
記号意味
D0月、日、年
D1月、日、現在の年でなければ年
D2月、日
D3月、年
T0時、分、秒
T1時、分
Z0時刻をこのタイムゾーンの時刻に変換
Z1このタイムゾーンでない場合に限りタイムゾーンを表示
Z2常にタイムゾーンを表示
S0日付のみ
S1時刻のみ
S2日付と時刻
S3日付、時刻、Today または Yesterday
Sx指定する値が時刻、日付、時刻と日付の両方のいずれかであることがわかっているが、正確な書式を予測できない場合に使う

数値の値を指定した @Text数値の場合は、次の構成要素を自由に組み合わせて書式文字列を作成します。
記号意味
G標準形式 (有効数字のみ)
F固定形式 (標準小数部桁数)
S指数形式 (E 表記)
C通貨形式 (小数点以下 2 桁)
,千の単位で区切り (米国の書式を使用)
%パーセント書式
()負の数値をカッコで囲む
number精度の桁数

使用法数値を文字列に変換すると、その数値は算術計算には使えなくなります。
リッチテキストを文字列に変換すると、添付ファイルおよび書式 (タブとスペースを除く) はすべて失われます。文書の中でリッチテキストを変換する場合は、文書を保存しなければ変換結果は表示されません。

リッチテキストの変換は、列式では機能しません。リッチテキストフィールドの内容をプレーンテキストに変換するには、@Abstract を使用します。その後、プレーンテキストフィールドをビューで参照します。たとえば、plainText という名前の非表示の計算結果フィールドに次のコードを追加してから、ビューの列のデフォルト値として "plainText" を設定すると、RTField の内容を表示できます。

@Abstract([TextOnly];15360;"";"RTField")

列内の数値または日付の変換に @Text を使用する場合は、警告を使用します。サーバーによって管理されているデータベースでは、数値と日付は常にその管理サーバーのオペレーティングシステムの形式設定を使用して表示されます。また、データベースにアクセスするクライアントかデータベースを管理するサーバーのどちらかで日付または数値の形式設定が変更された場合も、ビューを全面的に作成し直さなければならなくなることがあります。

クロスリファレンスLotusScript 言語の CStr 関数
LotusScript NotesRichTextItem クラスの GetFormattedText メソッド

Java RichTextItem クラスの getFormattedText メソッド


関連項目