NotesAgent クラスはエージェントを表します。NotesSession の CurrentAgent プロパティを使って、現在のエージェントにアクセスできます。このプロパティは、スクリプトがエージェントとして実行されていない場合は空になります。NotesDatabase の Agents プロパティを使って、データベースのすべてのエージェントにアクセスできます。このプロパティはデータベースにエージェントが含まれていない場合は空になります。NotesDatabase の GetAgent メソッドを使って、データベース中の名前付きエージェントにアクセスできます。

次の表に NotesAgent のプロパティのリストを示します。

プロパティ	データ型	説明
Comment	String 型	(読み込み専用) エージェントの設計者が入力したコメント。
CommonOwner	String 型	(読み込み専用) エージェントを最後に更新したユーザーの共通名。
HasRunSinceModified	Boolean 型	(読み込み専用) エージェントの作成後、または変更後にエージェントが実行されている場合は True。
HttpURL	String 型	(読み込み専用) エージェントの HTTP URL。
IsActivatable	Boolean 型	(読み込み専用) エージェントを許可するときに、ユーザーのアクティブ化が有効である場合は True。
IsEnabled	Boolean 型	(読み書き可能) エージェントを実行できる場合は True。
IsNotesAgent	Boolean 型	(読み込み専用) エージェントを Lotus Domino クライアント環境で実行できる場合は True。
IsPublic	Boolean 型	(読み込み専用) エージェントが公開エージェントの場合は True。
IsWebAgent	Boolean 型	(読み込み専用) エージェントを Web ブラウザ環境で実行できる場合は True。
LastRun	Date の Variant 型	(読み込み専用) エージェントを最後に実行した日付。
Name	String 型	(読み込み専用) エージェント名。
NotesURL	String 型	(読み込み専用) エージェントの Lotus Notes URL。
OnBehalfOf	String 型	(読み込み専用) 定期エージェントまたは Web エージェントが実行される ID を持つユーザー名。
Owner	String 型	(読み込み専用) エージェントの作成者名。
ParameterDocID	String 型	(読み込み専用) 文書の note ID。
Parent	NotesDatabase	(読み込み専用) エージェントを含むデータベース。
Query	String 型	(読み込み専用) エージェントが文書を選択するために使う検索条件。
ServerName	String 型	(読み書き可能) エージェントを実行するサーバー名。
Target	Boolean 型または定数	(読み込み専用) エージェントが作用する文書を示します。
Trigger	Boolean 型または定数	(読み込み専用) エージェントをいつ実行するかを示します。

読み書き可能なプロパティを変更するスクリプトを作成した場合、Save メソッドを呼び出して変更を有効にする必要があります。

NotesAgent クラスには、データベースからエージェントを削除するための Remove メソッドがあります。

NotesSession の SavedData プロパティは NotesDocument オブジェクトを返します。エージェントはこの文書を使って、起動のたびに変更されることのないデータを保存できます。しかし、エージェントが変更された場合は、保存されたデータ文書は消去されます。この文書は、親の NotesDatabase オブジェクトや NotesView オブジェクトからはアクセスできません。

Run メソッドは、現在のプログラムを実行しているコンピュータでエージェントを実行します。RunOnServer メソッドはエージェントのデータベースがあるコンピュータでエージェントを実行します。

GetPerformanceDocument メソッドは、エージェントの最新のプロファイル結果を返します。

例
関連項目

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