LOTUS NOTES をオフラインで使用する


[複製] ページでエントリを使用する
[複製] ページのエントリは複製される項目を示し、リスト内のエントリの順序に従って項目が複製されます。アプリケーションのレプリカを作成するたびに、対応するエントリがページに追加されます。オンライン以外のロケーションに初めて切り替えると、ロケーションの種類と使用しているメールシステムの種類に応じて、送信メールエントリ、コールエントリ、または回線切断エントリなどが追加されます。コールエントリや回線切断エントリは、いつでも作成、追加できます。

次の表に、[複製] ページ上のエントリで実行できる内容を示します。表示されるエントリは、ユーザーの設定によって異なります。
エントリの種類ロケーション使用目的削除が可能か
アプリケーションすべて対応するアプリケーションを複製したり、開いたりするため。アプリケーションを開くには、エントリをダブルクリックします。
連絡先の同期化連絡先ファイル (通常は names.nsf) は、マシン上にローカルで保存されます。ただし、メールファイルには連絡先のコピーを保存できます。メールファイルに保存されたコピーをマシン上のコピーとともに最新状態に保つには、2 つのファイルを同期化します。アクセス権を他のユーザーに委任して、連絡先の管理を任せる場合は、連絡先を同期化する必要があります。

Lotus Notes クライアントのほかに IBM Lotus Domino Web Access メールクライアントも使用している場合は、Lotus Notes クライアントから連絡先を同期化すると、両方の連絡先リストが同一になります。

連絡先を同期化する前に、連絡先の同期化を有効にする連絡先プリファレンスを設定しておく必要があります。

インターネットメールの送信方法Notes ダイレクトダイヤルアップロケーション (ホームまたはトラベルなど)このエントリは、ローカルメールの使用を指定したロケーションに追加されます。ローカルの MAILBOX アプリケーションから送信待ちになっていた Lotus Notes メールメッセージをすべて送信するため。

不可
インターネットメールの受信インターネット POP または IMAP メールアカウントのあるロケーション
インターネットメールの送信インターネット SMTP メールアカウントのあるロケーションローカルの SMTP.BOX アプリケーションから送信待ちになっていたインターネットメールメッセージをすべて送信するため。不可
空き時間情報すべてメールアプリケーションで更新されたカレンダー情報を更新するため。オフラインで作業しながら、空き時間情報アプリケーションから選択した個人のスケジュールを確認できます。[空き時間情報] エントリを右クリックして、[オプション] をクリックします。すると、[ローカル空き時間設定] ダイアログボックスが開きます。ドロップダウンメニューから、情報の更新頻度、およびスケジュールを確認する個人の名前と期間をクリックします。不可
アプリケーションテンプレート (.NTF)すべてメールやディスカッションなどテンプレートに基づくアプリケーションの設計を更新するため。不可
コールNotes ダイレクトダイヤルアップロケーション (ホームまたはトラベルなど)Lotus Domino Server に接続するため。
回線の切断Notes ダイレクトダイヤルアップロケーション (ホームまたはトラベルなど)Lotus Domino Server との接続を切断するため
エントリを右クリック (Macintosh OS X の場合は、[Ctrl] キーを押しながらクリック) して [設定] をクリックすると、[複製] ページにあるほとんどのエントリの設定をカスタマイズできます。たとえば、サーバーに情報を送信するのか、サーバーから情報を受信するのか、その両方を行うのかを指定できます。また、複製相手のサーバーを指定し、完全レプリカを修正して部分レプリカにすることができます。

準備ができた後、マウスのボタンを右クリック (Macintosh の場合は、[Ctrl] キーを押しながらクリック) して [選択アプリケーションの複製] をクリックすると、すべてのエントリ、または選択した任意のエントリやフォルダ内のエントリを複製できます。エントリの複製を一時的にスキップするには、[有効] 列でエントリを選択解除します。

詳しくは、「バックグラウンドで複製する」を参照してください。

次の項目をクリックしてください。


エントリが複製される順序を変更するには[複製] ページのエントリは、希望どおりの順序で複製されるように並べ替えられます。エントリを目的の位置までドラッグします。[Shift] キーを押すと、連続したエントリを選択できます。[Ctrl] キーを押すと、複数のエントリを個別に選択できます。
複数のエントリをセットで簡単に移動できるようにするには、それらのエントリを同じフォルダに入れておきます。フォルダは単に便宜上の目的で使用され、フォルダを作成した場合も、エントリはリストに並んでいる順序に従って複製されます。閉じたフォルダのエントリを表示するには、フォルダの横にある三角形をクリックします。フォルダを別のフォルダの中にドラッグして、さらに複雑な構造にすることもできます。

1 メニューから [作成] - [フォルダエントリ] をクリックします。

2 フォルダの名前を入力し、[OK] をクリックします。

3 フォルダに入れるエントリを選択し、フォルダにドラッグします。

ヒント [複製] ページのエントリを見つけるために、入力補完機能を使用できます。検索するエントリの最初の 1 文字または 2 文字を入力します。入力した文字で始まるエントリで、最初に見つかったものが自動的に選択されます。

ヒント

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コールエントリを作成するにはLotus Notes サーバーを直接コールするロケーション (Notes ダイレクトダイヤルアップ) では、コールエントリは指定されたサーバーをコールして接続を試みます。Lotus Notes は、別のコールエントリまたは回線切断エントリに達するまで、そのサーバーに接続したまま [複製] ページの各エントリを処理します。
パススルーサーバーを使用する場合は、[複製] ページのリストの最初にパススルーサーバーのコールエントリを作成します。パススルーサーバーのコールエントリでは、大抵は必要なすべてのサーバーに接続できるため、追加のコールを実行せずにリストのほかのエントリをすべて処理できます。パススルーサーバーがアクセスできないサーバーがある場合は、エントリのリストの最後にパススルーサーバーへの回線切断エントリを作成して、その後にほかのサーバーへのコールエントリを追加します。最後のコールエントリに回線切断エントリは必要ありません。

メモ ネットワークサーバー (ネットワークダイヤルアップ) を使用する場合は、コールエントリが必要な場合があります。詳しくは、IBM Lotus Domino システム管理者に問い合わせてください。

1 必要に応じて、Notes ダイレクトダイヤルアップタイプのロケーション (ホームまたはトラベル) に切り替えます。

2 コールエントリを追加する場所をクリックします。コールエントリはクリックしたエントリのすぐ上に追加されます。

3 メニューから [作成] - [コールエントリ] をクリックします。デフォルトでは、ホームサーバーのエントリが作成されます。

4 (省略可能) 別のサーバーを指定するには、コールエントリの電話ボタンをダブルクリックし、コールするサーバーを選択して [OK] をクリックします。


5 すでに電話番号が登録されているサーバーのリストが表示されます。サーバーをリストに追加したり、別の電話番号を指定するには、[複製] ページで [アクション] - [サーバーの電話番号] をクリックします。

6 コールエントリを使用せずにモデムを経由して複製することもできます。アプリケーションエントリが処理されるときには、アプリケーションを最後に複製したときの相手サーバーへのコールが自動的に試みられます。そのサーバーがすべてのアプリケーションエントリに対して指定されたパススルーサーバーの場合、複製が終了するまで同じコールで接続し続けることができます。

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コールエントリからコールするサーバーを指定するには[複製] ページのコールエントリには、コールする別のサーバーを指定できます。
1 ブックマークバーの [複製] アイコンをクリックします。

2 コールエントリの電話ボタンをクリックします。


3 コールするサーバーを選択します。

4 [OK] をクリックします。

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回線切断エントリを作成するにはモデム経由の複製では、サーバーへの接続を自動的に切断する回線切断エントリを作成できます。複数のコールエントリがある場合でも、必要な回線切断エントリはリスト末尾の 1 つだけです。Lotus Notes が新しいコールエントリに達すると、現在のコールは自動的に切断されます。
1 ブックマークバーの [複製] アイコンをクリックします。

2 必要に応じて、Notes ダイレクトダイヤルアップロケーション (ホームまたはトラベル) に切り替えます。

3 回線切断エントリを追加する場所をクリックします。


4 メニューから [作成] - [回線切断エントリ] をクリックします。

5 (省略可能) 回線切断エントリを最後のエントリにするには、回線切断エントリを最後の位置までドラッグします。

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エントリを削除するにはエントリを選択し、右クリック (Macintosh の場合は、[Ctrl] キーを押しながらクリック) して [削除] をクリックすると、アプリケーション、コール、回線切断の各エントリを削除できます。ただし、そのエントリを現時点では複製しなくても、今後使用すると考えられる場合は、削除するのではなく [有効] 列で選択解除してください。任意のロケーションでアプリケーションエントリを削除すると、すべてのロケーションでエントリが削除されます。
メモ アプリケーションのエントリを削除しても、関連するレプリカは削除されません。レプリカはアプリケーションを削除するのと同じ方法で削除します。

詳しくは、「Lotus Notes アプリケーションを削除するには」を参照してください。

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関連項目