ロケーションとアカウント


ローミングユーザーのサーバーによって複製される情報
ローミングユーザーとして設定された後にいずれかのコンピュータで Lotus Notes を起動すると、デフォルトで連絡先、ブックマーク、個人ジャーナルの 3 つのアプリケーションが複製されます。ただし、個人ジャーナルアプリケーションは、ローミングユーザーに設定された時点で個人ジャーナルアプリケーションが存在した場合にのみ複製されます。個人ジャーナルを後で作成した場合にローミングユーザーのサーバー上のディレクトリに複製する方法については、管理者にお問い合わせください。ローミングユーザーのサーバーは、通常ホームサーバーと同じです。

また、上記の 3 つのアプリケーションには、それ以外のアプリケーションと NOTES.INI 設定ファイル (Macintosh の場合は、Lotus Notes プリファレンスファイル) から一部の情報がコピーされ、保存されます。

企業で許可されている場合は、デフォルトで Lotus Notes により複製される 3 つのアプリケーションに、別のアプリケーションを追加できます。ローミングユーザーのサーバーのディレクトリにアプリケーションのレプリカを作成するか、管理者に支援を依頼してください。

メモ 連絡先のラベルを印刷するには、ローカルレプリカを使用します。
ファイル内容
連絡先 (names.nsf)
  • ファイルとして添付されるユーザー ID (企業でユーザー ID の複製が許可されている場合、および管理者がユーザー ID の複製オプションを選択した場合) とユーザー辞書。ユーザー ID は、安全性を高めるため、添付前に 2 重に暗号化されます。

    ID は複製されるので、修正時 (パスワードの変更など) に別のコンピュータにコピーする必要はありません。ただし、ID が複製されるまで、パスワードなどの変更は有効になりません。その場合は、前のパスワードを使用してください。
  • オペレーティングシステムに固有の設定以外の、[ユーザープリファレンス] ダイアログボックスのほとんどの設定。たとえば、フォント、通信ポート、バックグラウンド印刷、双方向言語の設定、ファイルパスなどです。
  • NOTES.INI の多くの値。詳しくは、「ローミングユーザー用に個人アドレス帳に保存されている NOTES.INI の値」を参照してください。
ブックマーク (bookmark.nsf)
  • パーソナル Welcome ページ
  • アプリケーション内で作成された個人ビュー
  • 変更したツールバーのプリファレンス
  • 変更可能なアプリケーション内で変更したフレームセットの設定。たとえば、ディスカッションアプリケーションの右フレームのビューで長い文書のタイトルを表示できるように、左フレームを縮小することがあります。
個人ジャーナル (journal.nsf)

ローミングユーザー用に個人アドレス帳に保存されている NOTES.INI の値使用するすべてのコンピュータで設定のほとんどが同一になるように、NOTES.INI (Macintosh の場合は Lotus Notes プリファレンス) ファイルの次の値が個人アドレス帳に保存されます。


ローミングユーザーのサーバーによって複製されない項目次の項目は複製されないため、使用するすべてのコンピュータで同じデータが使用されるとは限りません。
関連項目