権限 | どのようなときに選択、または選択解除するか |
文書の作成 | [作成者] アクセス権を持つすべてのユーザーに対し、このオプションを選択します。
選択を解除すると、作成者は文書を追加できなくなります。その場合も、作成者は、作成した文書を読んだり、編集したりすることはできます。 |
文書の削除 | アクセスレベルに関係なく、ユーザーが文書を削除できないようにするには、このオプションを選択解除します。作成者は、自分で作成した文書のみを削除できます。文書に [作成者] フィールドが含まれている場合、作成者は、自分の名前やグループ、または自分の名前を含むロールが [作成者] フィールドに表示されているときにのみ文書を削除できます。 |
個人エージェントの作成 | ユーザーは、ACL で割り当てられたアクセスレベルで許可されている作業を行うエージェントのみを実行できます。サーバーデータベースの個人エージェントは、サーバーのディスク容量を消費し、処理時間もかかります。そのため、このオプションを選択解除して、ユーザーが個人エージェントを作成できないように設定しておくこともできます。
メモ ユーザーが個人エージェントを実行できるかどうかは、Domino ディレクトリのサーバー文書の [エージェントの制限] セクションで Lotus Domino の管理者が設定するアクセス権により異なります。ACL の名前に対し、[LotusScript/Java エージェントの作成] を選択すると、ユーザーがサーバー上のエージェントを実行できるかどうかがサーバー文書によって制御されます。 |
個人フォルダ/ビューの作成 | サーバーで作成された個人フォルダとビューは、ローカルで作成されたものよりも安全で、複数のサーバーで使用できます。管理エージェントは、サーバーに保存されたフォルダとビューのみに対して実行されます。
メモ ユーザーが、サーバーにフォルダおよびビューを作成できないようにすると、サーバーのディスク容量を節約できます。その場合も、フォルダやビューをローカルに作成できます。 |
共有フォルダ/ビューの作成 | このオプションを選択解除すると、データベースへのアクセスをより厳しく制御できます。選択解除しないと、この権限を割り当てられたユーザーは、ほかのユーザーが参照可能なフォルダとビューを作成できます。
メモ この権限を持つユーザーは、作成したかどうかに関係なく、データベースの共有フォルダ、ビュー、ナビゲータの変更または削除を行うことができます。この権限を与える際には、注意が必要です。 |
LotusScript/Java エージェントの作成 | サーバーデータベースの LotusScript と Java エージェントを使用すると、サーバーではかなりの処理時間が必要となるので、それらを実行できるユーザーを必要に応じて制限できます。
メモ ユーザーが個人エージェントを実行できるかどうかは、Domino ディレクトリのサーバー文書の [エージェントの制限] セクションで Lotus Domino の管理者が設定するアクセス権により異なります。ACL の名前に対し、[LotusScript/Java エージェントの作成] を選択すると、ユーザーがサーバー上のエージェントを実行できるかどうかがサーバー文書によって制御されます。 |
パブリック文書 [読者] | このオプションを選択すると、ユーザーが、[フォームのプロパティ]、[ビューのプロパティ]、および [フォルダのプロパティ] ダイアログボックスの [セキュリティ] タブで [パブリックアクセスユーザーの利用を許可する] オプションが指定された文書を読んだり、ビューやフォルダを表示したりできます。このオプションを指定すると、[なし] や [投稿者] のアクセス権を持つユーザーが、[読者] アクセス権を持たない特定の文書、フォーム、ビュー、およびフォルダを表示できるようになります。パブリックアクセスユーザーの利用を許可する文書には、[$PublicAccess] というフィールドが含まれていなくてはなりません。[$PublicAccess] フィールドは、テキストフィールドで、値は 1 でなければなりません。
この権限をメールテンプレートに割り当てる方法、およびフォーム、ビュー、エージェントの作成について詳しくは、『Lotus Domino Designer 8 ヘルプ』 を参照してください。 |
パブリック文書 [作成者] | このオプションを選択すると、ユーザーは、[フォームのプロパティ] ダイアログボックスの [セキュリティ] タブで [パブリックアクセスユーザーの利用を許可する] オプションが指定されたフォームで文書を作成、および変更できます。このオプションを指定すると、[作成者]、およびそれと同等のロールが割り当てられていない特定の文書をユーザーが作成、および編集できるようになり、データベースのフォームを使用して文書を作成するためのアクセス権がユーザーに与えられます。 |
文書を複製またはコピー | この権限を選択すると、ユーザーは以下の処理を行うことができます。
- データベースやデータベースの文書を、ローカルまたはクリップボードに複製またはコピーする。
- データベースの文書または文書の一部をコピー、印刷、または転送する。
- 読み込みモードで開いた文書の文字をすべて選択する。
メモ このオプションを選択解除しても、ユーザーは [Ctrl] + [Print Screen] キーを押して印刷したり、文書を開いてデータをクリップボードにコピーしたりできるので、本当のセキュリティ対策にはなりません。
この権限は、[なし] や [投稿者] のアクセス権を持つユーザーも含めて、すべてのアクセスレベルに対して選択できます。このオプションを選択できるのは、「パブリック文書 [読者]」権限が与えられている場合だけです。 |