ほかのアプリケーションとの情報の共有


ほかのアプリケーションかデータへのリンクを作成する
OLE リンクオブジェクトをリッチテキストフィールドに作成すれば、ほかのアプリケーションのデータ、ほかの IBM Lotus Notes 文書、ビュー、アプリケーションへのリンク、埋め込みオブジェクトへのリンクを作成できます。リンクオブジェクトは、元のアプリケーションのデータへの直接の入り口なので、Lotus Notes でリンクを開くと元のアプリケーションの変更内容を表示できます。OLE リンクオブジェクトを作成するには、元のアプリケーションとオペレーティングシステムの両方が OLE テクノロジーをサポートしていなければなりません。

リンクをクリックすると、Lotus Notes で新規メニューが表示されます。メニューの名前にはリンク先のアプリケーションの種類が反映されます。たとえば、Lotus 1-2-3 ワークシートにリンクしている場合は、メニューは [1-2-3 ワークシート] となります。

オブジェクトメニュー

リンクを作成すると、リンクを更新、編集、解除できます。

次の項目をクリックしてください。


別のアプリケーションへのリンクを作成するには 1 リンク先のアプリケーションを起動します。起動している場合は、リンクするデータが保存されていることを確認します。
2 リンクするデータを選択し、クリップボードにコピーします。

3 Lotus Notes で、オブジェクトを埋め込む文書を編集モードで開きます。

4 オブジェクトを貼り付けるリッチテキストフィールドをクリックします。

5 [編集] - [形式を選択して貼り付け] をクリックします。

6 [リンク貼り付け] をクリックします。

7 [種類] ボックスからオブジェクトの表示形式を選択します。

8 (省略可能) [アイコン表示] チェックボックスをクリックして、リンクされたデータではなくアイコンを表示します。

9 [OK] をクリックします。

メモ Lotus Notes では、リンクをリッチテキスト形式、ビットマップ、図形、文字列の 4 つの種類のファイルかアイコンとして表示できます。ただし、使用可能な表示形式はリンク先のアプリケーションによって決まります。

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ドラッグアンドドロップで別のアプリケーションへのリンクを作成するには元のアプリケーションが OLE 2.0 をサポートしていれば、多数のアプリケーションのデータを Lotus Notes にドラッグアンドドロップしてリンクを作成できます。
メモ この機能はすべてのアプリケーションに同じ方法で実行できるわけではありません。たとえば、[Ctrl] + [Shift] キーを組み合わせて使用できないアプリケーションもあります。次の手順が使用できない場合は、使用しているアプリケーションのドキュメントを参照してください。

1 IBM Lotus Notes で、リンクオブジェクトを追加する文書を編集モードで開きます。

2 アプリケーションで、リンクするデータを選択します。

3 [Ctrl] + [Shift] キーを押しながら、選択したデータの外枠をクリックします。

4 [Ctrl] + [Shift] キーを押しながら、選択したデータを Lotus Notes 文書のリッチテキストフィールドまでドラッグし、データを貼り付ける場所にドロップします。

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Lotus Notes の文書、ビュー、アプリケーションへのリンクを作成するには別の Lotus Notes 文書や別の OLE 2.0 アプリケーションでオブジェクトを作成し、Lotus Notes の文書、ビュー、アプリケーションへのリンクを作成できます。
1 Lotus Notes で、リンクする文書、ビュー、アプリケーションを開きます。

2 [編集] - [リンクのコピー] をクリックし、[文書リンク][ビューリンク][データベースリンク] のどれかを選択します。

3 リンクオブジェクトを作成する Lotus Notes 文書か外部アプリケーションを開きます。

4 リンクオブジェクトを貼り付ける場所をクリックします。

5 [編集] - [形式を選択して貼り付け] をクリックします。

6 [リンク貼り付け] をクリックし、オプションが有効であれば、[Notes リンク] をクリックします。それ以外の場合は、[画像] をクリックし、Lotus Notes のデータベース、アイコン、またはテキストの図形を作成します。

7 [OK] をクリックします。

Lotus Notes


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埋め込みオブジェクトへのリンクを作成するにはWindows を使っている場合は、Lotus Notes の埋め込みオブジェクトのデータを IBM Lotus Notes 文書や別の OLE アプリケーションにリンクできます。
1 文書を編集モードで開き、埋め込みオブジェクトをクリックします。

2 <オブジェクトの種類> - [データのみコピー] をクリックします。


3 アプリケーションか Lotus Notes 文書で、リンクオブジェクトを貼り付ける場所をクリックします。

4 [編集] - [形式を選択して貼り付け] をクリックします。

5 [リンク貼り付け] またはこれに相当するオプションをクリックします。

6 オブジェクトを選択します。

メモ 埋め込みオブジェクトの一部へのリンクを作成するには、埋め込みオブジェクトを含む文書を編集モードで開きます。次に、オブジェクトをダブルクリックし、リンクするデータを選択し、上の手順に従います。

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リンクを手作業で更新するには 1 リンクオブジェクトを含む文書を編集モードで開きます。
2 [編集] - [外部とのリンク] をクリックします。

3 [外部とのリンク] ダイアログボックスでリンクをクリックします。

4 [更新] をクリックします。文書内のリンクオブジェクトをすべて更新するには、[表示] - [更新] をクリックします。

メモ 大きなビットマップのように、更新に時間がかかるオブジェクトの場合は、更新の種類として [手動] を選択すると便利です。リンクの更新に時間がかかるときは、[手動] を選択してください。また、OLE リンクを含む文書を最初に開くときには、リンクを更新するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。

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リンクを自動的に更新するには 1 リンクオブジェクトを含む文書を編集モードで開きます。
2 [編集] - [外部とのリンク] をクリックします。

3 リンクを選択します。

4 [自動] をクリックして、オブジェクトのデータを編集するとき自動的に更新します。

5 [閉じる] をクリックします。

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リンクを解除するにはリンクを解除しても、データは Lotus Notes 文書に「スタティック」テキストとして残ります。このデータにはアクセスできません。
1 リンクオブジェクトを含む文書を編集モードで開きます。

2 [編集] - [外部とのリンク] をクリックします。

3 リンクを選択します。

4 [リンク解除] をクリックします。

5 [OK] をクリックします。

6 [閉じる] をクリックします。

メモ リンクを間違って解除した場合は、変更内容を保存せずに文書を終了すれば、リンクを復旧できます。

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リンクを編集するにはLotus Notes から元の OLE アプリケーションを起動すれば、リンクのデータを編集できます。
1 リンクオブジェクトを含む文書を編集モードで開きます。

2 リンクをダブルクリックします。

3 元のアプリケーションのデータを編集します。

4 Lotus Notes に戻ります。

5 (省略可能) リンクを手作業で更新するように設定されている場合は、[表示] - [更新] をクリックしてデータを更新します。それ以外の場合、デフォルトではデータは自動的に更新されます。

6 [ファイル] - [保存] をクリックして変更内容を保存します。

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リンクやリンクの図形をコピーするにはデータが読み取り専用のリンクやリンクの図形の編集可能なコピーを作成できます。
1 文書を編集モードにし、リンクをクリックします。

2 [編集] - [コピー] をクリックして編集可能なリンクのコピーを作成します。


3 リンクの外側をクリックします。

4 Lotus Notes 文書で、[編集] - [貼り付け] を選択します。

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リンクの表示形式を変更するには 1 文書を編集モードにし、リンクをクリックします。
2 <リンク> - <オブジェクトのプロパティ> - [形式を選択して表示] をクリックします。<リンク> はリンクの種類です (たとえば、[1-2-3 のワークシート])。または、<リンク> - [プロパティの編集] をクリックして、[形式を選択して表示] のプロパティ値を変更することもできます。

3 表示形式を選択します。

4 [OK] をクリックします。

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関連項目