データを保護する


パスワードを変更する
パスワードは、自分のユーザー ID をほかのユーザーが使用できないようにするためのものです。管理者は、ユーザー ID を作成するときに、パスワードが必要かどうか、またどのようなパスワードが必要かを決めます。IBM Lotus Notes に初めてアクセスしたときに、自分は覚えやすく、他人は想像しにくいパスワードに変更してください。

パスワードは、管理者により有効期限が設定されており、定期的に変更しなければならないこともあります。パスワードを変更する前に期限切れになった場合は、古いパスワードを使用して Lotus Notes にログインできますが、サーバーにはアクセスできません。ローカルのデータベースにのみアクセスできます。サーバーに再度アクセスするには、パスワードを変更する必要があります。

企業または政府のセキュリティでは、管理者はユーザーのパスワードで以下のいずれかを制限または禁止するようにパスワードを設定しなければならない場合があります。


上記の場合、Lotus Notes に初めてログインしたときに、これらの制限がユーザーの Lotus Notes ID にダウンロードされます。次回ログインすると、パスワードを変更して新しいパスワード要件を満たすように求められます。

Smartcard を使用して Lotus Notes にログインする場合は、パスワードは必要ありません。代わりに、Smartcard の Personal Identification Number (PIN) を使用します。

パスワードの安全性とパスワードの長さパスワードには、キーボードの文字のあらゆる組み合わせを使用できます。パスワードは、大文字と小文字を区別する必要があり、安全性と文字数のいずれかを重視して設定します。管理者は、文字数が増えても安全性を高めるようにするか、安全性が低くなっても文字数を抑えるようにするかを考えてパスワードを設定します。[パスワードの変更] ダイアログボックスでは、作成するパスワードの文字数または保護レベルを指定します。
パスワードの文字数を重視する場合は、[パスワードの変更] ダイアログボックスに指定されている文字数のパスワードを設定する必要があります。

パスワードの安全性を重視する場合は、[パスワードの変更] ダイアログボックスで指定されている数値が大きいほど、パスワードの安全性が高くなります (0 は最小で 16 が最大です)。パスワードの安全性が高くなるほど、ほかのユーザーがパスワードを想像しにくくなります。

パスワードを作成するときには、大文字と小文字、数字、および区切り文字をすべて使用して、安全性を高めます。辞書にあるような単語や、一般的な名前、文字の繰り返しなどの簡単なパスワードを入力すると、そのパスワードが拒否され、別のパスワードを入力するよう求められることもあります。

メモ Lotus Notes のパスワードとして選択した文字の組み合わせは、すべての機能で使用できるとは限りません。たとえば、Lotus Notes のパスワードに特殊文字が含まれる場合、Windows とのシングルログオン機能は使用できません。パスワードとして選択した文字の組み合わせが、自分に許可されているその他のパスワード付き機能でも使用できるかどうかを管理者に確認してください。

次の項目をクリックしてください。


Lotus Notes のパスワードを変更するにはLotus Notes のパスワードをオペレーティングシステムのパスワードや IBM Lotus Domino の Web/インターネットパスワードと同期化している場合、更新されるパスワードが [パスワードの変更] ダイアログボックス表示されます。
1 [ファイル] - [セキュリティ] - [ユーザーセキュリティ] を選択します。
Mac OS X ユーザーの場合:[Notes] -
[セキュリティ] - [ユーザーセキュリティ]

2 [基本] をクリックしてから、[ログインとパスワードの設定] の [パスワードの変更] をクリックします。

3 [パスワードの変更] ダイアログボックスで、[新しいパスワード] フィールドに新しいパスワードを入力した後、[新しいパスワードの再入力] フィールドにもう一度パスワードを入力します。


4 (省略可能) ユーザー ID のパスワードを設定する必要がない場合は、[パスワードなし] をクリックすると、パスワードの入力を求める画面が表示されなくなります。

5 [OK] をクリックします。

ヒント パスワードはユーザー ID に保存されるため、ユーザー ID のバックアップコピーも忘れずに新しいパスワードに更新してください。

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Lotus Domino の Web/インターネットパスワードを変更するには管理者が、IBM Lotus Domino の Web/インターネットパスワードを設定していることもあります。このパスワードは、HTTP、POP3、IMAP、LDAP、および DIIOP プロトコルを使用してインターネットにアクセスしたり、Web ブラウザを使用して Lotus Domino Web アプリケーションとデータベースにログインしたりするのに必要なパスワードです。デフォルトでは、Lotus Domino の Web/インターネットパスワードは、自由に変更できます。インターネットパスワードを変更できない場合は、管理者に変更を依頼します。
Web ブラウザを使用してデータベースにアクセスし、Lotus Domino Server で初めて認証されるときに、インターネットパスワードを変更するよう求めるプロンプトが自動的に表示される場合があります。

1 インターネットパスワードを手動で変更するには、Web アプリケーションの URL を、最後のデータベース名の後に「?changepassword」を追加して入力します。たとえば、http://serverName.acme.com/databasename.nsf?changepassword と入力します。

2 [パスワードの変更] 画面に、古いインターネットパスワード、新しいインターネットパスワードの順に入力します。その後、確認のため、新しいインターネットパスワードを該当のフィールドにもう一度入力します。ここで指定する新しいパスワードの要件は、Lotus Notes のパスワードの場合と同じです。

3 [送信] をクリックします。

新しいパスワードを送信してから 2 日間は、認証サーバーか HTTP サーバーがシャットダウンしていなければ、古いインターネットパスワードと新しいインターネットパスワードのどちらも使用できます。それ以降は、新しいインターネットパスワードを使用する必要があります。

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関連項目