ほかのアプリケーションとの情報の共有


OLE (Object Linking and Embedding)
OLE (Object Linking and Embedding) はアプリケーション間でデータを共有できるようにするテクノロジーで、Microsoft Windows でサポートされています。OLE を使うと、1-2-3 のグラフ、Lotus Word Pro の文書、Freelance Graphics の図形などのほかのアプリケーションのデータを IBM Lotus Notes 文書にリンクしたり埋め込んだりできます。埋め込んだデータを集めたものがオブジェクトです。

ファイルの一部やファイル全体を埋め込んだりリンクしたりできます。また、Lotus Notes 文書にオブジェクトを埋め込んで、そのオブジェクトのアプリケーションを使って Lotus Notes にデータを入力することもできます。たとえば、1-2-3 をインストールしている場合は、空白の 1-2-3 のスプレッドシートのオブジェクトを作成し、1-2-3 のスプレッドシートのデータを Lotus Notes 文書に入力できます。

次の項目をクリックしてください。


リンクリンクオブジェクトとは、別のファイルのデータへのポインタです。元のファイルに加えられた変更内容は Lotus Notes 文書に反映されます。元のファイルのデータが変更された場合、Lotus Notes 文書内にリンクされたデータを自動的に更新するか、手作業で更新するかを指定できます。
リンクオブジェクトのデータは元のファイルに保存されます。リンクオブジェクトを編集したり更新したりする場合は、サーバーアプリケーションがあり、ファイルサーバー上の元のファイルにアクセスでき、この元のファイルへのディレクトリのマッピングを保持する必要があります。元のファイルが移動されたり削除された場合は、リンクオブジェクトを作成し直さなければなりません。

先頭に戻る

埋め込み埋め込みオブジェクトとは、別のファイルのデータのコピーです。元のファイルに加えられた変更内容は埋め込みオブジェクトには反映されません。
埋め込みオブジェクトのデータは Lotus Notes に保存されます。埋め込みオブジェクトを編集する場合、元のファイルにアクセスする必要はありません。このため、Lotus Notes 文書にほかのアプリケーションのデータを埋め込むと、ほかのユーザーと容易に静的データを共有できます。

メモ 埋め込みオブジェクトは、リンクオブジェクトに比べて、Lotus Notes アプリケーションで必要な記憶域の容量が多くなります。

先頭に戻る

OLE 2.0 とはOLE 2.0 を使うと、Lotus Notes で次の機能を使えます。


先頭に戻る

OCX とはOCX (ActiveX コントロールとも呼ばれます) は、Windows 95/98、Windows NT、Windows 2000、Windows XP で使用できる OLE 2 テクノロジーで、ソフトウェアの機能を含むモジュールの Lotus Notes 文書への埋め込みを可能にします。OLE カスタムコントロールと呼ばれる各モジュールには、固有のデータと、そのデータの作成と編集に必要なソフトウェアが入っています。
先頭に戻る

オブジェクトライブラリとして Lotus Notes アプリケーションを使用するLotus Notes にインストールされているテンプレートを使用して、Microsoft Office ライブラリや Lotus SuperOffice ライブラリのデータベースを作成できます。このデータベースでは、Microsoft Office や Lotus SuperOffice アプリケーションで使用する OLE オブジェクトを作成することができます。
テンプレートについて詳しくは、「Lotus Notes テンプレート」を参照してください。

先頭に戻る

関連項目