パフォーマンス
Domino Change Control データベース (DOMCHANGE.NSF) の場所を指定することもできます。Activity Trends はデフォルトでサーバーを自動的に選択します。ただし、この場合、サーバー設定文書で Domino Change Manager サーバーを指定している必要があります。ローカルレプリカを使用する場合または、リモートで作業しており Domino Change Control データベースのレプリカがあるサーバーを使用する場合を除き、デフォルトを使用してください。
リソースバランシングでは、データベースアクティビティが 3 種類のビンに分類されます。
ビンに基づいてバランスをとることにより、使用頻度の高いデータベースと使用頻度の低いデータベースの隔たりがサーバー全体で等しく分散されます。その結果、使用パターンが予測可能になって可用性が向上し、リソースをさらに有効に利用できるようになります。
ビンごとの正確な割合は、所属する組織でのデータベースの使用方法とバランスをとるサーバーの種類 (メールサーバーとアプリケーションサーバー) に応じて決定します。一般に、組織のメールサーバーでは、軽いビンのサイズを増やし、重いビンのサイズを減らします。アプリケーションサーバーの場合は、このビンの組み合わせは異なります。
ビンアクティビティのチャート化と値の計算方法について詳しくは、「現在および予測されるプロフィールのチャートについて」を参照してください。
サーバーのリソースキャパシティを Activity Trends でどのように分析するかを指定することもできます。デフォルトでは、サーバーキャパシティはリスト内の他のサーバーに基づいて決まります。たとえば、1 倍のトランザクションキャパシティを持つサーバーは、2 倍のトランザクションキャパシティを持つサーバーの半分のトランザクションキャパシティ (CPU) を備えていることになります。しかし、管理者は 1 日あたりのトランザクション数や利用可能な総ディスク容量などの実効値に基づいてリソースのバランスをとることができます。上記の例を使用すると、2 台のサーバーには 10,000 と 20,000 のトランザクションキャパシティがあると指定することになります。一方、実効値に基づいてリソースのバランスをとると管理者が選択した場合、対象となるサーバーに指定したキャパシティは、それらのサーバーが処理可能なものであることが確認されている必要があります。
サーバーのリソースキャパシティを指定するもう 1 つの方法は、サーバーボリュームがどのように決定されるかを指定することです。リソースバランシング時にサーバーボリュームまたはファイルシステムの情報を使用することもできますし、ボリューム情報を無視してすべての容量を均一に扱うこともできます。デフォルトでは、ボリューム情報を使用します。この場合は、サーバー上の総ディスク容量だけではなく、Lotus Domino で利用可能な空き容量を構成する各種の物理ボリュームとそのサイズが使用されます。ボリュームバランシングを行うことを推奨します。これによって移動先サーバーの特定ボリュームのディスク空き容量の要件のために、別のサーバーに移動したデータベースの移動先パスが違ってしまうことがあります。
関連項目