セキュリティ


インターネットパスワードを管理する
IBM(R) Lotus Domino(R) ディレクトリにユーザー文書が存在するユーザーに割り当てるインターネットパスワードを管理するには、セキュリティ設定ポリシー文書を使用します。インターネットパスワードのクオリティと長さを管理することもできますし、ユーザーが Web ブラウザを使ってインターネットパスワードを変更できるようにしたり、有効期限や変更間隔を制御することもできます。

ユーザー文書内の設定により、次回ログインする際にユーザーにインターネットパスワードを変更させることも可能です。

メモ ユーザーがブラウザを使ってインターネットパスワードを変更できるようにするには、システム管理者のサーバーでセッション認証が有効になっている必要があります。

Lotus Notes パスワードとインターネットパスワードを同期するユーザーの IBM(R) Lotus Notes(R) パスワードを、Domino ディレクトリ内のユーザーレコードに格納されているインターネットパスワードと同期することができます。こうすると、ユーザーは Lotus Notes Client と Web ブラウザから同じパスワードで Lotus Domino Server にログインできます。
セキュリティ設定ポリシー文書を使用して、Lotus Notes パスワードとインターネットパスワードの同期を個別のユーザーまたは複数のユーザーに対して有効にできます。

同期が有効なときにユーザーが Lotus Notes パスワードを変更すると、それに従ってインターネットパスワードも変更されます。同期は、Lotus Notes ID のパスワードを変更したとき、および Lotus Notes ID のパスワードの日付がインターネットパスワードの日付よりも新しくなった場合にのみ行われます。

メモ インターネットパスワードの同期は、Lotus Notes でのみ機能します。Lotus Domino Web Access でパスワードを更新すると、同期されません。

セキュリティ設定ポリシー文書で Lotus Notes ユーザーのためのカスタムパスワードポリシーが確立されていて、セキュリティ設定ポリシーでも [Notes ID パスワード変更時にインターネットパスワードにも反映する] が指定されている場合、カスタムパスワードポリシーはユーザーのインターネットパスワードにも適用されます。カスタムパスワードポリシーがインターネットパスワードに適用されるのはこのときだけです。

ユーザーがブラウザからインターネットパスワードを変更した場合、カスタムパスワードポリシーはインターネットパスワードには適用されません。

メモ ユーザーのインターネットパスワードを Lotus Notes パスワードと同期する場合は、より安全なパスワード形式が必要です。

セキュリティ設定ポリシー文書を使用して Lotus Notes パスワードとインターネットパスワードを管理する方法について詳しくは、「セキュリティ設定を作成する」の項目を参照してください。

ユーザー文書内のパスワードに関する設定の変更について詳しくは、「パスワードの照合を設定する」の項目を参照してください。

カスタムパスワードポリシーについて詳しくは、「カスタムパスワードポリシー」を参照してください。

関連項目