ユーザーとサーバーの設定


Lotus Notes ダイレクトダイヤルアップ接続を作成する
ローカルとリモートの IBM(R) Lotus Domino(R) Server にそれぞれモデムがある場合は、IBM(R) Lotus Notes(R) ダイレクトダイヤルアップ (ダイヤルアップモデム) 接続を使用してこれらのサーバーに接続できます。ローカルサーバーとリモートサーバーを接続すると、メール配信やデータベースの複製などのタスクを実行できます。

Lotus Notes ダイレクトダイヤルアップ接続を使用する場合は、X.PC プロトコルドライバが使用されます。X.PC プロトコルドライバは Lotus Domino Server をインストールすると自動的にインストールされます。このドライバは、通信を処理するコンピュータのオペレーティングシステムとハードウェアデバイスに Lotus Domino を接続します。

Lotus Notes ダイレクトダイヤルアップ接続は Lotus Domino のセキュリティ機能を利用するので、リモートアクセスサーバーにネットワークダイヤルアップ接続する場合よりもセキュリティが強力です。

1 モデムのインストールが完了していて、受信側のサーバーにもモデムがあることを確認します。

2 Lotus Domino Administrator で、[設定] タブをクリックします。

3 [サーバー] をクリックし、[接続] をクリックします。

4 [接続の追加] をクリックします。

5 [接続タイプ] フィールドで [ダイヤルアップモデム] を選択します。

6 次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールド説明
撤去するサーバー送信側サーバー名。
送信側ドメイン送信側サーバーのドメイン名。
使用するポート送信側サーバーまたは複製元サーバーが使用する通信ポート名。
常に市外局番を使用複製元サーバーがダイヤル時に常に市外局番を使用するかどうかを指定します。次のいずれかを選択します。
  • [はい] - 常に市外局番をダイヤルします。複製元のサーバーのサーバー文書に定義されている市外局番の番号をダイヤルする場合にも、市外局番をダイヤルします。このオプションは、市内通話にも市外局番が必要な電話システムの場合に使用します。
  • [いいえ] - (デフォルト) 市外にダイヤルするときにのみ市外局番をダイヤルします。
使用優先度次のいずれかを選択します。
  • [中] (デフォルト) - この文書によってサーバーへの主要パスが定義される場合は、このオプションを選択します。
  • [低] - このオプションを選択して、サーバーへのバックアップパスを定義します。
接続の使用優先度を指定する効果について詳しくは、「サーバー接続で特定のプロトコルを強制的に使用する」を参照してください。
受信側サーバーリモートサーバー名。
受信側ドメインリモートサーバーのドメイン名。
受信側のカントリーコードリモートサーバーの国別コード。電話を掛けるためにこのコードが必要な場合にのみ番号を入力します。
受信側の市外局番リモートサーバーの市外局番。電話を掛けるためにこのコードが必要な場合にのみ番号を入力します。
受信側の電話番号リモートサーバーの電話番号。
ログインスクリプトファイル名リモートサーバーへの接続に使用する接続スクリプト名。このファイル名は、ダイヤルが完了したあとに、受信側サーバーとの認証に追加の情報が必要な場合にのみ指定します。
ログインスクリプト引数受信側サーバーとの認証の際にログインスクリプトが使用する 1 から 4 の値。たとえば、受信側サーバーに接続するときにログインスクリプトがログイン名とパスワードを提供する必要がある場合には、これらの要素を入力します。値はスクリプトに入力された順番で使用されます。このフィールドに入力された値は暗号化されず、そのまま表示されます。
7 [複製/配信] タブと [スケジュール] タブをクリックして実行するタスクを定義し、送信側サーバーが受信側サーバーを呼び出す時刻を選択します。

8 [Save & Close] をクリックします。

メモ データ圧縮モデムを使用する接続において最適なパフォーマンスを保証するには、これらのモデムを使用するポートに Lotus Domino ネットワークデータの暗号化を適用しないでください。モデムのハードウェア圧縮技術によって、送信されたデータのサイズは小さくなるどころかむしろ大きくなる場合があり、モデム圧縮の利点が失われてしまいます。

ポートにネットワークデータの暗号化を設定する方法について詳しくは、「サーバーポートでネットワークデータを暗号化する」を参照してください。

関連項目