サービスプロバイダ


サービスプロバイダ環境の設定方法
サービスプロバイダ環境の設定には、2 つの方法があります。共有 IBM(R) Lotus Domino(R) ディレクトリを利用する xSP サーバーを設定する方法と、サーバーのパーティション化を行う方法です。「共有 Domino ディレクトリ」という語は、複数のホステッドオーガニゼーションが共有する 1 つの Domino ディレクトリを指します。すべてのデータはセキュリティで保護され、データには、その所有者である中小企業しかアクセスできません。2 番目の方法の Lotus Domino Server のパーティション化では、1 台のコンピュータで Lotus Domino Server の複数のインスタンスを実行できます。

Lotus Domino Server の特定のアプリケーションに、純粋なインターネットプロトコルベースでアクセスできるようにするには、xSP サーバーを設定します。そのようなアプリケーションには、IBM(R) Lotus Domino(R) Web Access などがあります。xSP サーバーを使用すると、標準のインターネットプロトコルでサーバーにアクセスする複数の顧客にサービスを提供できるため、指定のサービスの総所有コストを削減できます。サービスプロバイダの環境では、複数の企業を 1 つの Lotus Domino ドメインでホストします。

顧客が IBM(R) Lotus Notes(R) Client のアクセス権を持ち、独自の Lotus Domino アプリケーションを作成および実行できる Lotus Domino Server を提供するには、Lotus Domino Server のパーティション化を使用します。パーティションサーバーの設定は、各パーティションを異なる Lotus Domino ドメインに置く場合に特に効果的です。パーティションを使用することにより、顧客ごとに完全に別個のサーバーと Domino ディレクトリを用意できます。

パーティションサーバーについて詳しくは、「パーティションサーバー」を参照してください。

関連項目