サービスプロバイダ


Lotus Domino の各機能をホステッドサーバー環境で使用する
IBM(R) Lotus Domino(R) の機能には、非ホステッド企業環境での場合と同じく、ホステッド環境に適合するように設定する必要があるものがあります。この節では、ホステッド環境で必要となる機能やそれらの設定について説明します。

Lotus Domino 認証機関一部のインターネット証明書や IBM (R) Lotus Domino(R) Off-Line Services (DOLS) では、Lotus Domino 認証機関 (CA) を使用する必要があります。Lotus Domino CA は、ホステッドオーガニゼーションが DOLS を使用しているか、または IBM(R) Lotus Notes(R) ID を生成する場合にのみ必要です。たとえば、ホステッドオーガニゼーションが機能の実行に C API を使用するサードパーティのアプリケーションを使用している場合に、その組織のユーザーに Lotus Notes ID が必要なことがあります。ホステッドオーガニゼーションが Web サーバー管理クライアントを使用してそのユーザーやグループを管理する場合、ホステッドオーガニゼーションは Lotus Domino Server ベースの CA が発行した認証者を使用する必要があります。
ホステッドオーガニゼーションのユーザーをサービスプロバイダのサイトで登録する場合は、そのユーザーを認証者 ID とパスワード、または Lotus Domino Server ベースの CA を使用して登録できます。

SSL をホステッド環境で使用するSSL をホステッド環境で使用するには、ホステッドオーガニゼーションごとに次の操作を行う必要があります。


ディレクトリアシスタントディレクトリアシスタント機能はホステッド環境ではサポートされていません。Lotus Domino のディレクトリアシスタント機能と Lotus Domino の xSP 設定を合わせて使用することはできません。xSP サーバー文書の [ディレクトリアシスタントデータベース名:] フィールドは空白でなければなりません。

ポリシーLotus Domino サービスプロバイダのソフトウェアを使用する際は、ポリシーが必要です。ホステッドオーガニゼーションの登録前に、サービスプロバイダの管理者は、実装するポリシー設定を決定する必要があります。また登録前に、サービスプロバイダの管理者は、ポリシー文書やポリシー設定文書を作成して登録中にそれらの文書を割り当てたり、ホステッドオーガニゼーションのプロセス内で文書を作成できます。

Domino Off-Line ServicesDomino Off-Line Services (DOLS) はホステッド環境でサポートされています。ホステッドオーガニゼーションが DOLS を使用している場合は、この組織を Lotus Domino Server ベースの CA を使用して登録する必要があります。DOLS をサポートする、ホステッドオーガニゼーションの登録プロセスは、DOLS をサポートしない、ホステッドオーガニゼーションの設定と登録のプロセスとほぼ同じです。

C API 拡張マネージャをホステッド環境で使用するC API 拡張マネージャは、ホステッド環境で完全にサポートされていますが、1 台のサーバーでは拡張マネージャは 1 つのみ存在できます。拡張マネージャが、ホステッドオーガニゼーションごとに異なるサービスを提供する必要がある場合は、拡張マネージャでフィルタが実行されるようにプログラムします。
詳しくは、IBM の Web サイト (www.ibm.com) にある『C API User's Guide』 および 『C API Reference Guide』を参照してください。

関連項目