ユーザーとサーバーの設定


ドメインカタログ
ドメインカタログは CATALOG.NTF テンプレートを使用する単一データベースで、どのデータベースとファイルシステムにドメイン検索用の索引を作成するかを制御します。組織でドメイン検索を導入しない場合でも、データベースのレプリカの場所をトラッキングするなどのタスクの管理ツールとして、ドメインカタログは役立ちます。

ドメインカタログを作成するには、IBM(R) Lotus Domino(R) ドメインに索引を作成するサーバーで Catalog タスクを有効にします。

ドメインカタログの中でドメイン検索管理者が必要とする部分は、インデックスサーバーがドメイン索引に含めるデータベースとファイルシステム、および索引の検索に使用するフォームです。データベースの設計者や管理者は、データベースプロパティの [サイト検索に含む] を有効にして、索引を作成するデータベースを選択します。システム管理者は、Lotus Domino Administrator を使って複数のデータベースに対し索引を作成できます。これらの設定は、Catalog タスクの実行時にドメインカタログに保存されます。システム管理者は、ドメインカタログにある非表示ビュー ($MultiDbIndex) の選択式をカスタマイズして、ドメイン索引にどのデータベースを含めるかを制御することもできます。

また、サーバー上のファイルシステムごとにドメインカタログにファイルシステム文書を追加して、索引を作成するファイルシステムを指定します。

Catalog タスクでは、各サーバーのデータベースカタログのプル複製を使用してドメインカタログを作成します。そのため、各サーバーですでにデータベースカタログが作成してあれば、ドメインカタログの更新処理に時間が通常かかりません。ただし、更新後のドメインカタログのビューの再作成には時間がかかることがあります。

データベースカタログの作成について詳しくは、「サーバーのデータベースカタログを設定する」を参照してください。ビューの再構築について詳しくは、「データベースの索引とビューを更新する」を参照してください。

ドメインカタログのビュードメインカタログのビューには、Lotus Domino ドメイン内のデータベース、サーバー、ユーザーに関する情報が表示されます。
ビュー表示内容
アクセス制御リストACL 情報をデータベース、レベル、名前別に表示します。ドメインの各データベースでのユーザーのアクセス権を確認するときに使います。
内容組織で文書の内容のカテゴリを使用している場合、ドメイン内の文書の内容を作成者、カテゴリ、日付別に表示します。
[データベース]ドメイン内の各データベースをカテゴリ、階層、レプリカ ID、サーバー、データベース名別に表示します。
ドメインインデクサのステータスサーバーとインデックスサーバーの両方によってドメイン索引に含められたデータベースの最終索引更新日時を表示します。
ファイルシステムドメインカタログに追加したファイルシステムとサーバーを表示します。

非表示ビュー
カタログを開くときに [Ctrl] + [Shift] キーを押すと、ドメインカタログの非表示ビューを表示できます。サーバータスクは、情報に迅速にアクセスするために非表示ビューを使用します。非表示ビュー $MultiDbIndex と $FileSystem は、ドメインインデクサタスクのワークキューです。これらのビューには、ドメイン索引を作成するときにクロールされるデータベースとファイルシステムが表示されます。$MultiDbIndex ビューはレプリカ ID、レプリカ内の文書数、およびサーバー別にソートされ、ドメイン索引に最新のレプリカ (最も多くの文書を含むレプリカ) が含まれるようにします。

関連項目