ユーザーとサーバーの設定


Lotus Domino Administrator でユーザー名を削除する
システム管理プロセスを使用してユーザー名を削除するには、IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator からユーザー削除コマンドを実行するか、Web サーバー管理クライアントまたは Microsoft Windows Active Directory を使用します。 ユーザー名を削除するときには、そのユーザーを「Terminations」グループに追加して、そのユーザーがサーバーにアクセスできないようにします。「Terminations」グループを作成するときには、「アクセス不可」というグループの種類をそのグループに割り当てます。

次の手順を使用して、ローミングユーザー名を削除することもできます。

ローミングユーザーの削除時に生成されたシステム管理要求について詳しくは、「ローミングユーザーの削除」を参照してください。

サーバーが Active Directory を実行している場合は、ユーザーの Active Directory アカウントも削除できます。

ユーザーを Domino ディレクトリから削除しても、ユーザーのメールファイルを保持しておきたい場合があります。 このオプションは、ユーザー名を削除するときに選択できます。ただし、ユーザーのメールファイルを削除する場合は、システム管理要求データベース (ADMIN4.NSF) でメールファイルの削除を承認する必要があります。ローミングユーザー名を削除する場合は、レプリカの削除を承認する必要があります。

Lotus Domino と Active Directory の同期化について詳しくは、「Lotus Domino Active Directory の同期化を設定する」を参照してください。

Web サーバー管理クライアントについて詳しくは、「Web サーバー管理クライアントを使用する」および「[ユーザーとグループ] タブ」を参照してください。

ユーザー名を削除するには 1 ユーザーを削除するには、次のアクセス権が必要です。

2 Lotus Domino Administrator で、[ユーザーとグループ] タブをクリックします。

3 [ユーザー] をクリックし、削除するユーザー名を選択します。

4 ツールペインで、[ユーザー] - [削除] をクリックします。

5 次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールド設定
ユーザーメールデータベースの処理適切なオプションを選択します。
  • [メールデータベースを削除しない] -- ユーザー文書は削除されますが、ユーザーのメールファイルは削除されません。
  • [ユーザーのホームサーバーのメールデータベースを削除する] -- ユーザーのホームサーバーにあるメールファイルのみが削除されます。
  • [すべての他のサーバーにあるメールレプリカを削除する] -- このオプションは、[ユーザーのホームサーバーのメールデータベースを削除する] が選択された場合にのみ、アクティブです。このオプションを選択すると、他のサーバーにあるメールデータベースのレプリカがすべて削除されます。
削除したユーザーをアクセス禁止グループに追加する (このオプションは 1 つ以上のアクセス不可グループが存在する場合にのみ有効になります。)ユーザーのサーバーへのアクセスをただちに拒否するには、次の操作を行います。
  1. [グループ] をクリックします。
  2. リストから [アクセス不可グループ] を選択します。
  3. [OK] をクリックします。
ユーザーの Windows のアカウントが存在する場合に削除するこのオプションを選択すると、対応するユーザーアカウントが Microsoft Windows の Active Directory アカウントから削除されます。
すぐに Domino ディレクトリからユーザーを削除するこのオプションを選択すると、Domino ディレクトリからアカウントがただちに削除されます。一方、ユーザー名を ACL や [名前] フィールドなどから削除するためのシステム管理プロセス要求が発行されます。


6 [OK] をクリックします。

メールファイルの削除を承認するにはレプリカを含むユーザーのメールデータベースファイルを削除する場合は、システム管理要求 (ADMIN4.NSF) データベースで要求を承認する必要があります。
1 Lotus Domino Administrator で、[サーバー] - [分析] - [システム管理要求] を選択します。

2 [管理者承認保留中] ビューを選択します。

3 ユーザー名を削除したときの選択に応じて、次のどちらかを行います。

4 [保存して閉じる] をクリックします。

関連項目