モニタリング
Checkpoint レコード完了するのに長時間のセッションを要する動作では、セッションの開始時に Open レコードまたは Authorization レコードが生成されます。このレコードは、セッションが開始されていることと、その開始時刻を示します。セッション中に、Checkpoint レコードが生成されます。このレコードには、現時点までのセッションで発生した動作がすべて記録されます。Checkpoint レコードによって、セッション終了前にサーバーの機能が停止しても動作記録を確保できます。セッションが終了すると、全セッションのすべての動作を統合する Close レコードが生成されます。 Checkpoint レコードが作成される動作の種類は、IMAP、IBM(R) Lotus Notes(R) セッション、Lotus Notes データベース、Lotus Notes パススルー、POP3、および SMTP です。Checkpoint レコードは累積されます。各レコードには、セッション中のその時点までに記録された動作がすべて含まれます。
デフォルトでは、15 分の待ち時間経過後、最初の動作発生時に Checkpoint レコードが作成され、その後は 15 分間隔で、発生した動作のレコードが作成されます。この待ち時間をチェックポイント間隔と呼びます。チェックポイント間隔の終了後、最初の動作発生時に Checkpoint レコードが生成されます。たとえば、チェックポイント間隔の最初の 10 分間に複数のトランザクションが発生し、一方、21 分まで以降の動作が発生しなかった場合、Checkpoint レコードは 21 分に生成されます。Checkpoint レコードは、開いているセッションの動作の種類ごとに、動作の発生数とは無関係に 1 つだけ作成されます。チェックポイント間隔の時間を変更するには、サーバー設定文書の [Activity Logging] タブで「チェックポイント間隔」の設定を変更します。
チェックポイント間隔の時間を指定するには、情報の記録、記憶容量の確保、迅速なパフォーマンスという 3 つのニーズについて考慮します。チェックポイント間隔を長く設定すると、Checkpoint レコードへの書き込み前にサーバーがクラッシュした場合に失われる動作のデータ量も多くなります。チェックポイント間隔を短く設定すると、作成される Checkpoint レコード数が増加し、より多くの記憶容量が必要になります。さらに、チェックポイント間隔を短く設定すると、動作が多い場合にシステムパフォーマンスに影響する可能性があります。
メモ Activity Logging レコードが複数生成される動作の種類では、レコードの [EventType] フィールドにそのレコードの種類が表示されます。
関連項目