セキュリティ
セキュリティに関するプランニングでは、次の指針を使用してください。
コンピューティング環境を保護するための戦略を立てるLotus Domino 環境に対する脅威を把握したら、Lotus Domino のコンピューティングインフラストラクチャの各部を保護するためのポリシーを作成します。次のような領域に対してポリシーを作成することが考えられます。
インシデントハンドリング (緊急障害対応) 手順を作成するセキュリティインシデントは予期せず発生するものであり、業務、資産、社会的信用などの損失を避けるために即座に対処する必要があります。セキュリティプランには、インシデントハンドリングコンポーネントだけでなく、対処方法に関するフィードバックコンポーネントも盛り込んでおく必要があります。フィードバックは、セキュリティプランやポリシーを最新のものに保つための一助になります。 メモ インシデントハンドリングの重要性が記述されている優れた書籍としては、米国国立標準技術研究所 (National Institute of Standards and Technology) 発行の『Contingency Planning Guide for Information Technology Systems』(NIST Special Publication 800-34) があります。
インシデントハンドリングには、次のものが含まれます。
Lotus Domino のバックアップについて詳しくは、「Lotus Domino Server をバックアップする」を参照してください。
イベントモニターについて詳しくは、「イベントを使用して Lotus Domino Server をモニターする」の項目を参照してください。
従業員研修の計画を立て、実施するセキュリティに関しては全員に責任があることをユーザーに理解させます。業務上のニーズに基づき、次の点に関してユーザー研修を実施する必要があります。
一連のプロセスを常に最新の状態に保つこの手順は、通常は最も難しい手順ですが、他の手順と同様に非常に重要です。セキュリティの一連のプロセスと手順を定期的に見直すプログラムを作成するための時間をとってください。そのレビュー結果は、従業員研修に必ず反映させてください。変更があった場合は、従業員研修のアップデートが必要な場合もあります。 関連項目