クラスタ


Lotus Domino クラスタを 1 台のオペレーティングシステムクラスタと併用する例
IBM(R) Lotus Domino(R) クラスタとオペレーティングシステムクラスタを使用する場合は、これらを組み合わせることで可用性が向上し、Lotus Domino ではフェイルオーバーしないタスクであっても使用できるようになります。

次の図に、2 台のサーバー (サーバー 1 とサーバー 2) で構成する Lotus Domino クラスタと、2 台のサーバー (サーバー 1 とサーバー 1 のバックアップ) で構成するアクティブ - パッシブオペレーティングシステムクラスタを示します。オペレーティングシステムクラスタでは、サーバー 1 に障害が発生したときにそのタスクを引き継ぐように、サーバー 1 のバックアップが待機しています。Lotus Domino の障害復旧は Lotus Domino Server で稼働するため、オペレーティングシステムクラスタは、ハードウェアの障害時のみにフェイルオーバーするように設定されています。Lotus Domino に障害が発生した場合は、障害復旧によって再起動します。

IBM(R) Lotus Notes(R) Client はサーバー 1 で 2 つのデータベースを使用しています。データベース A のレプリカが、Lotus Domino クラスタのサーバー 2 に保存されています。データベース B のレプリカは Lotus Domino クラスタに保存されていません。サーバー 1 でハードウェア障害が発生すると、Lotus Domino クラスタリングによってクライアントはサーバー 2 にフェイルオーバーしてデータベース A にアクセスします。次に、オペレーティングシステムクラスタリングによってサーバー 1 のバックアップが起動し、クライアントがデータベース B で作業を再開できるようにします。さらに、Lotus Domino クラスタで 2 台のサーバーがアクティブになるため、Lotus Domino のフェイルオーバーとワークロード均衡化が再度実行可能になります。