ユーザーとサーバーの設定
ローミングユーザー機能は、Lotus Notes Client、IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator Client と IBM(R) Lotus Domino(R) Designer に対して利用できます。
メモ ローミングユーザーは Lotus Notes 8 ではサポートされていません。Lotus Notes 8 基本設定のローミングユーザーは引き続き利用できます。
DB2 対応 Lotus Domino Server でのローミングユーザーの登録ローミングユーザーを登録する場合、ユーザーのローミングファイルの優先データストアを選択するオプションがあります。DB2 がローミングサーバーに対して有効でない場合、データベースは NSF ファイルとして作成されます。DB2 対応 Lotus Domino Server でローミングユーザー登録をしている場合、データストアとして NSF または DB2 を選択できますが、Domino ディレクトリ NAMES.NSF のローカルコピーが NSF ファイルとして作成され保存されることに注意してください。NAMES.NSF は DB2 ファイルとして作成、保存できません。
ローミングユーザーを作成するローミングユーザーを作成するには、「Lotus Domino システム管理で詳細 Lotus Notes ユーザー登録を使用する」の手順で必要な情報を設定し、さらに他のユーザー設定項目も設定します。次のローミングユーザー固有の設定項目を確認してください。
メモ [基本] タブで [ローミングを有効にする] と [Notes ID を作成する] をクリックしなかった場合は、[ローミングユーザー] フィールドは表示されません。Lotus Domino は、変更されていないすべてのフィールドに対してデフォルト値 (使用可能な場合) を使用します。
ローミングユーザーが最初にログオンすると、ローミングサーバー上のローミングユーザーのサブディレクトリにあるデータベースに、Lotus Notes がデフォルトで複製する 3 つのデータベースが追加されます。他のデータベースを追加するには、ローミングサーバー上で、ローミングユーザーのディレクトリにデータベースのレプリカを作成します。
個人アドレス帳をユーザーが複製できるオプションを選択すると、ローミングユーザー ID とユーザー辞書を添付ファイルとして個人アドレス帳に含めることができます。ユーザー ID は、添付前にセキュリティを高めるため、二重に暗号化されます。ユーザー ID 複製機能があるため、ユーザー ID の変更時 (たとえば、パスワードを変更するなど) に ID を別のコンピュータにコピーする必要はありません。ただし、複製するまで変更は反映されません。この場合、ローミングユーザーは、古いユーザー ID を使用できます。
[ユーザープリファレンス] ダイアログボックスの設定は、オペレーティングシステムに固有の設定を除き、ほとんど複製されます。ローミングできないプリファレンスの例として、フォント、通信ポート、バックグラウンド印刷、双方向言語設定、ファイルパスがあります。
ブックマークは複製されます。ブックマークには、Welcome ページ、ツールバープリファレンス、ブックマークを設定したすべてのデータベース、フォルダ、アイコン、他のブックマークプリファレンスおよびフレームセットの設定があります。
個人ジャーナル (journal.nsf)
個人ジャーナルデータベースは、名前が JOURNAL.NSF の場合または Welcome ページから設定された場合に複製されます。
ローミングサーバーで複製しない情報次の項目は複製しません。したがって、ローミングユーザーが使用するすべてのコンピュータに同じデータがあるわけではありません。