WEB サーバー


Web サイト領域認証文書を作成する
IBM(R) Lotus Domino(R) Web サイト領域認証を使用すると、ユーザーが Lotus Domino Web サーバー上の特定のディレクトリ、ファイルのうちのどれかにアクセスしようとしたときに表示されるテキストの文字列を指定できます。ブラウザでユーザー名とパスワードを入力するように求められたときに、認証ダイアログに領域テキスト文字列が表示されます。ブラウザは、領域を使用して以降の要求で URL とともに送信するクレデンシャル (ユーザー名とパスワード) を決定します。Lotus Domino Web サーバーは、領域ごとにユーザーのクレデンシャルをキャッシュするので、同じクレデンシャルの入力を再び求められることはありません。

ルートの下位のパスに領域が指定されていない場合には、ルートとして指定されたパスにマップされた要求にも、この領域文字列が適用されます。たとえば、D:\NOTES\DATA に指定された領域文字列は、D:\NOTES\DATA\FINANCE に領域が指定されていない場合でも、このディレクトリにマッピングされる要求に適用されます。

特定のパスの領域が指定されていない場合、要求のパスが領域文字列として使用されます。

Web サイト文書を使用している場合、特定の Web サイト文書に対して Web サイト領域認証を作成できます。領域認証文書は、Web サイト文書に対する返答文書として、[インターネットサイト] ビューに表示されます。

Web サイト領域認証文書を作成するには 1 Lotus Domino Administrator で、[設定] - [Web] - [インターネットサイト] を選択します。
2 領域認証を定義する Web サイト文書を選択し、[文書の編集] をクリックします。

3 [Web サイト] をクリックし、[認証領域の作成] を選択します。

4 [基本] タブをクリックし、次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールドアクション
説明(省略可能) この文書を、作成するほかの文書と区別するための名前を入力します。
ディレクトリまたはファイルパス保護するパスの名前を入力します。ドライブ名を含む完全修飾パス (例、c:\lotus\domino\data\domino\cgi-bin)、またはサーバーのデータディレクトリの相対パス (例、domino\cgi-bin) のいずれかの形式で入力します。
ブラウザへ戻る文字領域サーバーの場所を記述したテキスト、またはユーザーにより表示されてブラウザにより格納される領域を記述したテキストを入力します。アクセント付きの文字や各国のキャラクタは、ブラウザに正しく表示されないため、ここでは入力できません。

この文字列は、その場所について認証や証明に失敗したときにブラウザに表示されます。このテキストは、ブラウザの認証ダイアログに表示されます。

5 文書を保存し、閉じます。

6 サーバーコンソールで次のコマンドを入力して設定を更新します。


関連項目