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トンネリングまたはリバースプロキシサーバー用に STLinks ファイルをカスタマイズする
IBM(R) Lotus Sametime(R) サーバーがトンネリング用に設定されている場合、または現在の環境でリバースプロキシサーバーを使用している場合は、IBM(R) Lotus Domino(R) Web Access サーバーと Sametime サーバーの両方で、一部のファイルをカスタマイズする必要が生じることがあります。

トンネリングにカスタムポートを使用するSametime サーバーが、8082 以外のポートでトンネリング用に設定されている場合は、Sametime サーバーと Lotus Domino Web Access サーバーの両方で、stlinks.js ファイルを修正する必要があります。
1 Sametime サーバーで、次のディレクトリを見つけます。次のディレクトリには、stlinks.js と hostinfo.js の両ファイルが格納されています。


2 Hostinfo.js ファイルから次の 2 行を stlinks.js ファイルの先頭にコピーします (デフォルトでは、Hostinfo.js ファイル には 2 行しかありません)。
3 Sametime サーバー上で更新された stlinks.js ファイルを保存します。
4 更新された stlinks.js ファイルを Sametime サーバーから Lotus Domino Web Access サーバーにコピーし、<domino_data_directory>\domino\html\sametime\stlinks にある既存の stlinks.js ファイルを置き換えます。
リバースプロキシサーバーを使用するネットワーク環境において、ファイアウォールの背後で、リバースプロキシサーバーを使用してサーバーの識別を保護している場合は、Lotus Domino Web Access サーバーと Sametime サーバーの両方で、stlinks.js ファイルを修正する必要が生じることがあります。
ファイアウォールの外部にいる Lotus Domino Web Access ユーザーも、イントラネット内の Sametime コミュニティに接続できるようにするには、stlinks.js ファイルを修正する必要があります。Stlinks.js は、各サーバーの次のディレクトリに存在します。<domino_data_directory>\domino\html\sametime\stlinks

リバースプロキシサポートを可能にする次の 2 つの変数が、stlinks.js に含まれています。


リバースプロキシサポートを有効にするには、サーバー管理者が、該当する値でデフォルト値を置き換え、行のコメントを外す必要があります。次に例を示します。
Lotus Domino Web Access サーバーと Sametime サーバーの両方で、stlinks.js ファイルを確実に更新します。

リバースプロキシサポートについて詳しくは、『IBM Lotus Sametime 7.5 インストールガイド』 (http://www.lotus.com/LDD/doc で入手可能) を参照してください。

stlinks.js ファイルの内容をカスタマイズしたら、将来のサーバーアップグレードに関連して、注意が必要な問題があります。


Lotus Domino Web Access Instant Contacts クライアントの追加設定をする現在の環境でリバースプロキシサーバーを使用している場合、Lotus Domino Web Access サーバーのデータディレクトリにインストールされている servlets.properties ファイルを編集し、Sametime サーバーの名前を指定する必要があります。
1 テキストエディタで、servlets.properties ファイル (Lotus Domino Web Access サーバーのデータディレクトリにあります) を開きます。

2 次の行を記述します。sametime.yourdomain.com は Sametime サーバーの名前です。完全修飾ドメイン名 (FQDN) の代わりに、IP アドレスを指定することもできます。


3 ファイルを保存して閉じ、サーバーを再起動します。

関連項目