パフォーマンス


削除復旧機能 
一部のデータベースでは、文書を削除するとその文書はデータベースから完全に削除されます。一方、IBM(R) Lotus Notes(R) メールファイルデータベースなどのデータベースでは、削除した文書はごみ箱フォルダに移されて、「削除復旧機能」状態で保存されます。削除した文書をごみ箱フォルダから復元するには、文書をこのフォルダから別のフォルダにドラッグするか、[復元] を選択します。

削除した文書は、指定された有効期限に達するか、ユーザーがごみ箱フォルダを空にするまでは完全に削除されません。デフォルトでは、削除復旧機能は、Lotus Domino 7 以降のメールテンプレート (MAIL7.NTF) で作成されたメールデータベースに対して有効になります。デフォルトの有効期限は 48 時間です。すべてのデータベースに対して、削除復旧機能を有効または無効にできます。また、データベースから文書を削除するまでの削除復旧機能の維持期間を指定できます。

削除復旧機能状態で保存されている他の種類のデータベースの文書を表示するには、文書のリストを表示するビューを作成し、文書をデータベースに復元させるプログラム化されたアクションをユーザーに提供する必要があります。

削除復旧機能を表示するビューの作成方法について詳しくは、「削除復旧機能のビューを追加する」を参照してください (『IBM(R) Lotus Domino Designer(R) ヘルプ』がインストールされている場合)。または、http://lotus.com/ldd/doc にある Lotus Developer Domain の Documentation Library にアクセスして『IBM(R) Lotus Domino Designer(R) ヘルプ』をダウンロードするか、表示します。

削除復旧機能が有効なデータベースでは、削除した文書がすぐに削除されないため、データベース内のディスク領域は、削除復旧機能を使用していないデータベースほど早く解放されません。ディスク容量が問題になる場合は、削除復旧機能を無効にすることを検討してください。

データベースの削除復旧機能を有効または無効にするには 1 IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator の [ファイル] タブでデータベースを選択し、[編集] - [プロパティ] を選択します。
2 [データベースのプロパティ] インフォボックスの [詳細] タブで、[一時的削除を許可] をオンにします。

3 [一時的削除の有効期間 (時間)] の値を設定します。デフォルト値は 48 時間です。指定した時間が経過すると、削除復旧機能状態の文書がデータベースから完全に削除されます。