ディレクトリサービス
次の図は、/ (ルート) ターゲットにあるサブジェクト Admins/Acme に対して [このコンテナとすべての子コンテナ] を選択した場合のターゲット範囲を示しています。
ターゲットカテゴリで、アクセス権を設定したサブジェクトごとに範囲を選択します。
ターゲット範囲として [このコンテナとすべての子コンテナ] を使用する例[-Default-] エントリを使用してデータベースにアクセスするユーザーが参照できる文書を、そのディレクトリのユーザー文書とグループ文書のみにするとします。この場合は、次のように設定できます。
ターゲット範囲として [このコンテナのみ] を使用する例会社の文書名が、組織 O=Acme あるいは組織単位 OU=East または OU=West に収まるとします。O=Acme にある文書を除き、そのディレクトリの文書すべてに対するグループ Admins/Acme のすべてのアクセス権を許可しないものとします。O=Acme にある文書に対しては、そのグループのすべてのアクセス権を許可します。グループ Admins/Acme には、データベース ACL ですべてのデータベース ACL 権限と管理ロール付きの [編集者] アクセス権を許可します。/ (ルート) では、Admins/Acme にアクセス権をまったく許可せず、範囲として [このコンテナとすべての子コンテナ] を選択します。O=Acme では、Admins/Acme にすべてのアクセス権を許可し、範囲として [このコンテナのみ] を選択します。/ (ルート) で設定した Admins/Acme のアクセス不許可は、引き続き OU=East および OU=West に適用されます。 次の図は、これらのアクセス権設定を示しています。
関連項目