パフォーマンス


リソースバランシングを実行するためにサーバープロパティを編集する
リソースは、キャパシティまたは指定した目標のいずれかに基づいてバランスをとることができます。たとえば、新しいサーバーがある場合、増えたリソースキャパシティにサーバーアクティビティを再配分することができます。しかしサーバーごとのトランザクション数を増やす場合は、新しい目標値を実現することによってアクティビティを再配分し、リソースのバランスをとります。

これに加え、各サーバーキャパシティに重みを付けることができます。たとえば RAM が 1.5GB でハードドライブが 60GB の 1 台目のサーバーと、RAM が 3GB でハードドライブが 120GB の 2 台目のサーバーがあるとします。1 台目のサーバーのキャパシティとして 1 を入力します。2 台目のサーバーのキャパシティとして 2 を入力し、2 倍の重みを付けます。

ロールが [ソースのみ] または [すべてのロール] のサーバーに対してゼロのキャパシティ (またはゴール) を設定すると、リソースバランシングでは、そのサーバー上の Pin 設定されていないすべてのデータベースを移動しようとします。この操作は、サーバーを撤去してその内容を新しいサーバーに移行するときに役立ちます。

サーバーデータを取得できない場合、それを仮想サーバーとして扱って、データを利用できるようになったら現実のサーバーに戻すことができます。元に戻したら F9 を押して更新を行い、サーバーからデータを読み込みます。

サーバーのプロパティを編集するには 1 IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator で [サーバー] - [パフォーマンス] タブをクリックし、[リソースバランシング] ビューを開きます。
2 サーバープロフィールで次のいずれかを実行します。

3 [サーバー] セクションで、プロパティを編集するサーバーをダブルクリックします。[サーバープロファイルの編集] ダイアログボックスにはデフォルトでサーバー名とドメイン名が表示されます。次のフィールドに必要な情報を設定します。
フィールドアクション
種類次のいずれかを選択します。
  • [実] -- ドメイン内に存在する物理サーバー。
  • [仮想] -- 物理的には存在しないが、リソースバランシング分析の対象には含まれるサーバー。
メモ 実在のサーバーと仮想サーバーを切り替えるオプションは、データを取得できない実在のサーバーだけ使用できます。
ロール次のいずれかを選択します。
  • [Any] -- データベースの移動先および移動元として使用できます。
  • [Source Only] -- このロールのサーバーにはデータベースを移動できません。
  • [Destination Only] -- このロールのサーバーからはデータベースを移動できません。
メモ 仮想サーバーは常に宛先のみです。
ゴールリストから 1 次ゴールまたは 2 次ゴールを選択します。これらは、[サーバープロファイルオプション] ダイアログボックスで設定されているゴールです。

ゴールについて詳しくは、「リソースバランシングの 1 次ゴールと 2 次ゴール」を参照してください。

容量サーバーのキャパシティに基づいて、選択されているゴールのリソースバランシングを行うにはこのオプションを選択します。リソースの単位数を入力します。デフォルトは、1 です。
対象目標ゴールの値に基づいてリソースバランシングを行うにはこのオプションを選択します。選択したゴールの目標値を入力します。
関連項目