ディレクトリサービス
連絡先連絡先は、Lotus Notes Client にあるディレクトリの一種です。これには、ユーザーが作成した連絡先 (ユーザーが連絡を取ったりメールを送信したりする相手の情報を格納する文書) と、ユーザーがグループにメールを送信するために作成したメーリングリストが格納されます。また、連絡先には、Lotus Notes Client の設定に関連するさまざまな文書も格納されます。 詳しくは、『Lotus Notes ヘルプ』を参照してください。
要約ディレクトリカタログLotus Notes Client で使用される要約ディレクトリカタログは、モバイルディレクトリカタログとも呼ばれます。要約ディレクトリカタログは、1 つ以上の IBM(R) Lotus Domino(R) ディレクトリからユーザーおよびグループのエントリを集約したディレクトリで、必要に応じて設定できます。要約ディレクトリカタログは、Lotus Notes ユーザーが使用できる、コンパクトでローカルな、組織全体のディレクトリです。オフライン時でも LAN 接続時でも使用できます。 アドレスの入力補完機能 アドレスの入力補完機能を使用した場合、Lotus Notes ユーザーがメールのアドレス指定フィールドに数文字を入力すると、Lotus Notes はそれらの文字を、ディレクトリにある名前と照合します。一致する名前があると、Lotus Notes は、その名前全体をアドレス指定フィールドに自動入力します。Lotus Notes ユーザーが設定済みのローカル要約ディレクトリカタログを持つ場合、アドレスの入力補完機能ではサーバー上のディレクトリは検索されません。ただし、名前解決のために [F9] キーを押すと、ローカルディレクトリとサーバーディレクトリの両方でその名前が検索されます。 管理者が設定文書の設定でサーバーでのアドレスの入力補完機能を無効にすると、ネットワークトラフィックが減少し、サーバーのパフォーマンスが向上します。
サーバーでのアドレスの入力補完機能を無効にする方法について詳しくは、「Lotus Domino メールシステムのカスタマイズ」の章を参照してください。
ユーザーとグループのエントリの簡単な検索Lotus Notes ユーザーは、アドレス指定ツールまたは汎用検索ツールを使用すると、ディレクトリ内のユーザーエントリとグループエントリを簡単に検索できます。連絡先または Domino ディレクトリを検索する場合、これらのツールでは入力補完機能が働いて、ユーザーが入力した文字を、ディレクトリにある名前と照合します。ユーザーは、ディレクトリのエントリを、名前、Lotus Notes 名前階層、組織情報、または別名 (使用している場合) で選択して表示できます。 ユーザーは、すべてのローカルの連絡先を検索する場合、または LDAP アカウント文書を使用してアクセスする LDAP ディレクトリを検索する場合に、LDAP スタイルの検索要求でエントリを検索できます。たとえば、ユーザーは、「Brown」という姓を持つすべてのエントリを検索できます。
詳しくは、『Lotus Notes ヘルプ』を参照してください。
サーバーディレクトリへのアクセスLotus Notes Client は、自分が属するドメインにある Domino ディレクトリに自動的にアクセスできます。管理者が 2 次ディレクトリに対してディレクトリアシスタントを設定するか、サーバーベースのディレクトリカタログを設定すると、Lotus Notes Client は、それらのディレクトリにあるユーザーやグループに対するメールのアドレスを簡単に指定できます。 また、Lotus Notes Client は、LDAP アカウントを設定して、リモート LDAP ディレクトリに直接接続できます。
ディレクトリサーバー連絡先にあるロケーション文書の [サーバー] タブにある [Domino ディレクトリサーバー] フィールドを使用すると、Lotus Notes Client は、メールサーバーではなくディレクトリサーバーを使用してディレクトリを参照できます。 関連項目