トラブルシューティング


Domino ディレクトリにサーバーアクセスに影響する問題がないか調べる
サーバーに正常にアクセスできない場合、Domino ディレクトリに原因があることが少なくありません。

1 サーバー文書で次のフィールドの内容とスペルが間違っていないか確認します。サーバー文書を変更するたびに保存してサーバーにもう一度アクセスしてみてください。
[基本] タブのフィールド確認内容
サーバー名サーバーの完全な階層名のスペルが間違っていないか確認します。
ドメイン名ドメイン名のスペルが間違っていないか確認します。
ポートCOM ポートが設定されている場合は削除します。X.PC COM ポートを扱うのはポートの設定セクションだけです。
Notes ネットワークIBM(R) Lotus Notes(R) ネットワークが 1 つ以上有効になっていることを確認します。各ポートに固有の Lotus Notes ネットワーク名が必要です。
[制限] タブのフィールド確認内容
サーバーへのアクセス可設定されている場合は削除します。サーバーにアクセスできるのはこのフィールドに設定されているユーザーやグループだけです。
サーバーへのアクセス不可設定されている場合は削除します。このフィールドに設定されているユーザーやグループはサーバーにアクセスできません。
2 サーバー文書が壊れていないか確認します。サーバー文書が壊れているか判断するには、新しいサーバー文書を作成し、古いサーバー文書の代わりに新しいサーバー文書を使います。新しいサーバー文書で問題が解決した場合は、元のサーバー文書が壊れていた可能性が大です。元のサーバー文書をコピーして別のサーバー文書に貼り付けるか、データベースのバックアップを取って、必ず元のサーバー文書を残しておいてください。


3 サーバー ID ファイルの認証済みパブリックキーがパブリックキーと同じか確認します。確認には、認証済みパブリックキーをコピーしてテキストファイルに貼り付け、2 つのキーの値を比較します。この値が一致していればキーは同じです。値が異なる場合は、別の認証者のキーを使って同じ名前のサーバー ID が作成されていることが考えられます。キーを変更する前に、Domino ディレクトリのバックアップを作成してください。

4 Domino ディレクトリのグループ文書でユーザー名やサーバー名が間違っていないか調べます。特にサーバー文書の [サーバーへのアクセス可] フィールドと [サーバーへのアクセス不可] フィールドに設定されているグループのグループ文書に注意します。そのグループ文書の [グループタイプ] の設定は必ず調べてください。グループに割り当てられているグループの種類によって、サーバーにアクセスできるかどうかが異なります。

5 [グループ] ビューと [ユーザー] ビューに複製時や保存時の競合がある場合は、この競合を解消します。

6 Domino ディレクトリのビューがすべて更新されていて、壊れていないことを確認します。Domino ディレクトリのビューをすべて再構築するには、コンソールで次のコマンドを実行します。


7 Domino ディレクトリの設計を置換します。[ファイル] - [アプリケーション] - [設計の置換] を選択します。ここで、Domino ディレクトリの正しいテンプレートファイル (PUBNAMES.NTF) が使用されていることを確認します。

8 Domino ディレクトリのサーバー文書にあるフォームを調べて、サポートされていないフォームやカスタマイズされたフォームがないか確認します。

9 サーバー文書でパススルーが有効になっていることを確認します。

関連項目