モニタリング
[複製] - [複製チェック] 調査を使用して、複製が不要なデータベースの複製をフィルタで除外し、頻繁に複製を実行する必要があるデータベースの複製を綿密にモニターします。サーバーをまたがって使用され、最新の状態を保つ必要がある NAMES.NSF、EVENTS4.NSF、ADMIN4.NSF などの重要なシステムデータベースは、重要度の低いデータベースよりも頻繁にモニターできます。重要度の低いデータベースよりも重要なシステムデータベースで、イベント作成条件の許容値を低く定義することもできます。
選択したサーバーやデータベースの複製は、調査文書に指定したスケジュールに応じてモニターされます。
[Replication -- Errors] 調査を実行する場合、通常どおりに複製が実行されますが、イベントが DDM に報告されます。 調査により、エラーではないが、期待した動作ではない条件も報告できます。たとえば、複製が正常に終了したが一部の Lotus Notes が複製されなかった場合、Lotus Notes 複製エラーが報告されることがあります。複製データベースに ACL の複製元データベースがなく、複製元データベースが変更されていれば、複製元データベースの Notes は新規であれ更新済みであれ、ACL が原因で複製サーバーに複製されません。複製調査はこの報告をし、複製されなかった Lotus Notes に文書をリンクします。[Replication -- Errors] 調査は、DDM での複製の競合を報告し、競合文書に文書をリンクします。これは複製の本当のエラー条件ではありませんが、望ましい動作とは言えないため報告されます。
[Replication -- 複製チェック] 調査では、NULL 複製について考慮しています。データベースが最新で複製は不要であるが、複製を試行する場合に、NULL 複製が実行されます。NULL 複製は DDM データベースに報告されません。以前から IBM(R) Lotus Domino(R) には同様の機能がありましたが、結果として複製履歴が更新される複製のみ (正常に終了した複製と最新でないデータベースのみ) に対応していました。DDM の複製チェック調査では、ファイルを最新の状態にする複製に対応します。最新の複製を対象にすると、データベースに複製が発生しなかったことを示す不正確な大量のレポートが削除されます。
メモ ハブスポーク式トポロジーでは、複製は通常 1 方向のみです。複製が無効になっている方向で複製をモニターしないでください。
ユーザーが定義できる複製調査の名前と説明を次表に示しています。複製調査の設定について詳しくは、「複製調査を作成する」を参照してください。