クラスタ


クラスタデータベースディレクトリの情報を表示する
クラスタデータベースディレクトリには、クラスタ内のデータベースごとに 1 つの文書が保存されています。この文書によって、データベースのサーバー、パス、レプリカ ID などの情報や、データベースに対してクラスタ複製が有効になっているかどうか、データベースが無効か、または削除待ちであるかどうかがわかります。クラスタマネージャとクラスタレプリケータはこの情報を利用して、データベースが使用可能かどうかを判別します。また、クラスタマネージャの場合はフェイルオーバー時に、クラスタレプリケータの場合はクラスタ複製時にデータベースにどのようにアクセスできるかを判別します。

クラスタデータベースディレクトリを参照して、クラスタ内のデータベースとデータベースの配置場所、および状態を確認できます。

1 IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator または Web サーバー管理クライアントのサーバーペインで、[すべてのサーバー] または [クラスタ] を展開します。

2 クラスタのサーバーを選択します。

3 [ファイル] タブをクリックします。

4 タスクペインで、[Cluster Directory] を展開します。

5 次の 4 つのビューのいずれか 1 つをクリックします。

6 結果ペインで、目的のデータベース文書を開きます。

次の表で、クラスタデータベースディレクトリのビューについて説明します。
ビュー説明目的
Databases by Filenameクラスタ内のデータベースをデータベース名でソートして表示します。クラスタにどのようなデータベースがあるか検索する、どのサーバーにレプリカが存在するか検索する。このビューを使用すると、どのデータベースでクラスタ複製が有効になっているかを確認して、その設定を変更できます。また、レプリカの削除や、レプリカの新規作成の場合にも便利なビューです。
Databases by Pathnameクラスタ内のデータベースを、Lotus Domino データディレクトリを基準にした相対パス名でソートして表示します。データベースのファイル名がわかっている場合や、同じサーバーにデータベースのレプリカが複数存在する場合に、データベースに関する情報を検索する。また、このビューを使用して、どのデータベースでクラスタ複製が有効になっているかを確認することもできます。
Databases by Replica IDクラスタ内のデータベースをレプリカ ID でソートして表示します。クラスタに存在するデータベース、データベースの配置場所、クラスタに存在する各データベースのレプリカ数を検索できます。
Databases by Serverクラスタのデータベースを、それが置かれているサーバー名でソートして表示します。格納場所が分かっているデータベースを検索する、または各サーバーにどのようなデータベースが存在するか検索する。また、これを使用すると、サーバーをクラスタに追加したときに、そのサーバー上のデータベースがクラスタデータベースディレクトリに追加されたか判断できます。同様に、サーバーをクラスタから削除したときに、そのサーバー上のデータベースがクラスタデータベースディレクトリから削除されたか判断できます。