ユーザーとサーバーの設定


通信ポートを設定する
サーバーを設定したときに通信ポートを指定した場合、再度ポートを指定する必要はありません。サーバーにモデムか別のデバイスを追加する場合、または現在使用中のポートの設定を調整する必要がある場合に限って追加の通信ポートを設定します。

1 サーバーの通信ポートにモデムをインストールし、オペレーティングシステムがそのポートを認識することを確認します。

2 IBM(R) Lotus Domino(R) Administrator で [サーバー] - [ステータス] タブを選択します。

3 サーバーペインで、ポートを設定するサーバーを選択します。UNIX など、Lotus Domino Administrator クライアントが存在しないプラットフォームでは、ポートをリモートで設定できます。

4 ツールペインで [サーバー] - [ポートの設定] をクリックします。

5 たとえば COM1 など、モデムをインストールしたポート名を選択します。


6 [ポートを有効にする] を選択します。

7 Lotus Domino ネットワークのデータの暗号化を有効にするには、[ネットワークデータの暗号化] を選択します。


8 [ネットワークの圧縮] を選択し、Lotus Domino ネットワークのデータの圧縮を有効にします。ネットワークの圧縮は、接続の両側で有効になっている場合にのみ発生します。圧縮が接続先のサーバーで有効になっていない場合、データは圧縮されません。

9 <ポート名> オプション] を選択します。ここで、<ポート名> には設定を変更するポートの名前を指定します。 10 デフォルトのポート設定を必要に応じて変更し、[OK] をクリックします。 メモ これらはケーブルモデムや DSL モデムではなく、デジタル/アナログモデムのみに設定できます。 ほとんどの場合はデフォルトのポート設定で問題なく動作します。ただし、トラブルシューティングをする場合は、設定を一部変更する必要があるかもしれません。次のオプションを設定できます。
フィールド 説明
モデムの種類 モデムをモデムコマンドファイルと関連付けます。インストールされているモデムがリスト内のモデムのいずれにも一致しない場合は、ブランドと速度が最も類似しているものを選択します。モデムが Hayes に完全に対応している場合は [Auto Configure] (AUTO.MDM) を選択し、Lotus Domino が自動的にモデムの種類を判断し、適切な Hayes コマンドファイルを選択するようにします。自動設定モデムファイルでは最適なパフォーマンスが提供されないため、このファイルは適切なモデムを取得するまでの、一時的な手段としてのみ使用してください。 一致するモデムがなく、モデムが Hayes に完全に対応していない場合は、既存のモデムコマンドファイルを編集するか、新しいファイルを作成する必要が生じる場合があります。モデムについて詳しくは、モデムのドキュメントを参照してください。 モデムコマンドファイルの編集について詳しくは、「モデムコマンドファイルを変更する」を参照してください。
最高ポートスピード コンピュータの通信ポートがモデムとの間でデータを送受信する最高速度を指定します。最高データ転送速度は、選択されているモデムの種類に基づいて選択されます。最高速度はモデムのコマンドファイルに指定されている最高速度によって制限されており、さらにサーバーのオペレーティングシステムによっても制限される場合があります。デフォルト値は 19200 です。モデムのハードウェアがサポートしている最高値を指定してください。電話回線にノイズが入ったりキャリアを確立できない場合は、低速のポートを選択します。 メモ ヌルモデムを使用するときは、両方のコンピュータの最大ポート速度を一致させる必要があります。
スピーカー音量 接続の試行中にモデムのトーンを増幅する音量レベルを指定します。呼び出しの進行状況を監視するのに最適な音量を選択してください。オプションには、[低]、[中]、[高]、またはモデムを消音する [オフ] があります。
ダイヤルモード 次のいずれかを選択します。 [トーン] - プッシュホン電話回線用。 [パルス] - 回転ダイヤル式電話回線またはプッシュホンダイヤルをサポートしていないモデム用。
モデム I/O のログ このオプションを選択すると、モデムの制御文字列と応答をサーバーの Notes Log (LOG.NSF) の [Miscellaneous Events] ビューに記録でき、モデムの接続に関する問題のトラブルシューティングに利用できます。 ディスク容量を節約するには、問題を修正した後にこのオプションの選択を解除して、余分な情報が記録されないようにします。
スクリプト I/O のログ このオプションを選択すると、モデムが接続を確立した後に発生したサーバー間の通信問題のトラブルシューティングに利用できます。サーバーはスクリプトファイルの応答と返答をサーバーの Notes Log (LOG.NSF) の [Miscellaneous Events] ビューに記録します。 ディスク容量を節約するには、問題を修正した後にこのオプションの選択を解除して、余分な情報が記録されないようにします。
ハードウェアのフロー制御 コンピュータとモデム間のデータの送信方法を指定します。このオプションを選択して (UNIX 以外のオペレーティングシステムではデフォルト)、データフロー制御を有効にします。フロー制御をサポートしていないモデムまたは外部シリアルポートを使用している場合のみ、このオプションの選択を解除してください。選択解除されているときは、エラーや再転送のメッセージを Notes Log (LOG.NSF) の [Phone Calls] ビューに表示できます。
ダイヤルする前にダイヤルトーンを待つ モデムがダイヤルする前にダイヤルトーンを検出するようにするには、このデフォルトを選択 (デフォルト) します。ダイヤルトーンの検出に問題がある電話システムの場合はこのオプションのオフにします。
ダイヤルタイムアウト 送信側サーバーが試行をキャンセルするまで、受信側サーバーに接続しようとする時間を秒数で指定します。パルスダイヤルを使用しているか、海外にコールするときは、ダイヤルタイムアウトの時間を増やします。デフォルト値は 60 です。
回線切断までのアイドル時間 接続を介してデータが全く渡されない場合、送信側サーバーのモデムがハングアップする前に待機する時間を分数で指定します。デフォルトの値は 15 です。クライアントユーザーがダイヤルするポートの場合は、ユーザーが長い文書を読んだり作成できるように長いアイドル時間を指定します。
ポート番号 現在のポートの種類に対するポート番号を指定します。Lotus Domino では、ポート名に指定されている番号が自動的にポート番号に設定されます。たとえば、ポート名が COM7 の場合、ポート番号は 7 になります。UNIX システムでは、非同期ポートにリンクした /dev/cuaN デバイスファイルと一致するポート番号 N を指定します。
11 このポートの取得スクリプトを指定するには、[スクリプト取得] をクリックし、[スクリプト取得] ダイアログボックスでスクリプトを選択し、[OK] をクリックします。 12 必要であれば、取得スクリプトとモデムコマンドファイルを編集できます。 関連項目 ネットワークダイヤルアップ接続を作成する Lotus Notes ダイレクトダイヤルアップ接続を作成する モデムの使用を計画する

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