クラスタ


クラスタリングについて
IBM(R) Lotus Domino(R) クラスタ内のすべてのサーバー間では、常に双方向の通信が行われています。それにより、各サーバーが最新の状態に保たれ、データベースのレプリカ間では常にデータが同期しています。クラスタの各サーバーには、Lotus Domino Enterprise Server または Lotus Domino Utility Server と共にインストールされたクラスタコンポーネントが組み込まれています。クラスタコンポーネントとシステム管理プロセスによって、クラスタの管理タスクとモニタータスクが実行されます。これらのタスクを使用してクラスタを実行し、管理します。これらのコンポーネントにより、レプリカデータベースが同期化され、相互に通信が行われるため、クラスタは効率的でスムーズに動作できます。また、ワークロードの均衡に対する制限の設定、サーバーやデータベースの可用性のトラッキング、クラスタへのサーバーやデータベースの追加も行われます。

フェイルオーバーとワークロードの均衡化を利用するには、クラスタ全体にデータベースやレプリカを分散します。各サーバーにすべてのデータベースのレプリカが必要とは限りません。データベースごとに作成するレプリカの数は、そのデータベースの利用頻度やそのデータベースに定期的にアクセスするユーザーにとっての重要度によって決まります。データベースの中には、レプリカを作成する必要のないものや、レプリカを複数作成する必要のあるものもあります。