クラスタ


フェイルオーバーとワークロードの均衡
ICM を使用しているときも、フェイルオーバーワークロードの均衡機能は、標準の IBM(R) Lotus Domino(R) クラスタの場合と同じように動作します。Lotus Domino は、開いているすべてのセッションに基づいてサーバー可用性インデックスを計算します。このセッションには IBM(R) Lotus Notes(R) Client、HTTP クライアント、他の Lotus Domino サービスから開いているものがすべて含まれます。ワークロードの均衡とフェイルオーバーの設定には、Server_RestrictedServer_Availability_Threshold と同じ設定項目を使用します。データベースの可用性についても同じ設定項目を使用します。これには、データベースを無効にする設定、削除待ちにする設定などがあります。

メモ 標準の Lotus Domino クラスタとは異なり、ICM では、使用できるサーバーが他になければ、MAXUSERS 状態にあるサーバーにクライアントを転送できます。NOTES.INI 設定の Server_MaxUsers は NRPC にのみ適用され、HTTP には適用されません。

ICM は、クライアントから要求があったときにレプリカを検索できるように次の情報を保持しています。


データベースのレプリカを開くときに、ICM は次の操作を実行してどのレプリカを開くかを決定します。
アクセス先のサーバーを選択した後、ICM は、サーバー文書を参照して、サーバーへのアクセスに使用するポートを決定します。

サーバーに障害が発生した場合障害を起こしたサーバーにHTTP クライアントが接続すると、サーバーが応答しないというメッセージがクライアントに送られます。使用可能なレプリカがある場合、そのレプリカにフェイルオーバーするには、ユーザーは ICM に再接続する必要があります。これには次の方法があります。


新しいサーバーに接続する際の再認証の必要性は状況によって異なります。これは次の要因で決まります。