トラブルシューティング


NSFDB2 の抽出および再ロードツールを実行する
IBM(R) Lotus Domino(R) が IBM(R) DB2 Universal Database(R) Enterprise Server Edition データベースを認識しないとき、抽出/再ロードツールを使用します。たとえば、DB2 データベースの破損によりサーバーがクラッシュし、Lotus Domino Server が DB2 データベースを認識しないとき、問題の原因を調べるために抽出ツールを実行します。抽出ツールを使用してファイルを抽出した後、それらのファイルをサポートに送信して問題の原因を特定できます。

次の 2 つのツールがあります。

このツールは必要に応じてサポートによって配布されます。

サポート用のテーブルをエクスポートするためのツールの実行サポートに送信するファイルを抽出するには、次の手順を実行します。サポートは、これらのファイルを使用して、問題の原因を特定し、解決方法をアドバイスします。
1 スクリプトを実行してデータを抽出します。

2 抽出したファイルを zip 形式などのファイルに圧縮し、そのアーカイブファイルをサポートに送信します。

サポートでは、そのアーカイブファイルを解凍し、抽出操作中に生成されたログを調べて、ファイルの再ロードに必要な情報を取得します。次に、スクリプトの再ロードを実行し、データにアクセスして分析します。

手動でサポート用のテーブルをエクスポートするこの操作は手動で実行できますが、スクリプトを実行することをお奨めします。
この手順では、DB2 対応の Lotus Domino Server からテーブルをエクスポートします。それによってサポートは、そのテーブルを DB2 対応の受信側 Lotus Domino Server にインポートするときに、同じ設定を作成できます。

送信側サーバーからのテーブルのエクスポート 1 データを保持している DB2 テーブルをエクスポートすることによって、問題の NSF データベースにあるデータを抽出します。
2 DB2 のコントロールセンターを起動します。[スタート] - [プログラム] - [IBMDB2] - [一般的なシステム管理ツール] - [コントロールセンター] を選択します、

3 抽出する NFS データベースが保存されている DB2 データベースを選択します。

4 テーブルを開き、SCHEMA でソートします。

5 以下のテーブルをエクスポートします (ラージオブジェクト (LOB) の場合、IXF 形式を使用し、メッセージファイル、ディレクトリ、ファイル名を指定します)。

メモ 当該 NSF データベースが DB2 データベース DOMINO に含まれており、その名前が TEST.NSF であり、TEST というスキーマを使用していると仮定します。DOMINO DB2 データベースのスキーマ名は、DSCHEMA です。

ここでは schema=TEST ここでは schema= DSCHEMA

ここでは nsfschema=TEST

テーブルは、'ND' ||タイムスタンプと呼ばれる NIFData テーブルに基づいて作成されます (たとえば ND0078A8F4852572A2)。

受信側サーバーへのテーブルのインポートIBM(R) DB2 Universal Database(R) Enterprise Server Edition 対応の Lotus Domino Server にテーブルをインポートします。この受信側サーバーには、TEST という名前のデータベースがないと仮定します。DOMINO という名前の DB2 データベースのスキーマは DSCHEMA で、インポートする NSF データベースのスキーマは TEST で、テーブルスペースの名前も TEST です。受信側サーバー上で設定を作成するために、表にリストされているメタデータが必要です。
1 次の設定を使ってテーブルスペースを作成します。
設定設定
名前TEST
種類Regular
スペース管理System
ページサイズ32Kb
バッファプールDOMINO
削除されたテーブルの復旧有効にする
このディレクトリにコンテナを追加ディレクトリ <Drive>:\<Domino server data directory> に TEST.DB2 という名前のコンテナを追加します。
2 次のテーブルをインポートします。

3 Lotus Domino のカタログに新しいデータベースの行をインポートします。